飛騨牛をはじめとする食肉加工、卸を中心に、生産・販売・輸出までワンストップで展開する養老ミート株式会社。ブランディング強化のため、オンラインストアが2021年7月にオープンしました。
オンラインストアの制作を担当したのは、東京・名古屋のデザイン会社「スタジオディテイルズ」。インパクトのあるトップのイラストやコンセプトについて、スタジオディテイルズの北川裕紀乃さんにお話を伺いました。
■背景
岐阜県で屈指の取扱高を誇る食肉メーカーであり、地元民に愛されるお肉屋さんでもある養老ミートのオンラインストアです。新店のオープンをきっかけにブランディングを強化されており、店舗内装やロゴの刷新をするタイミングでご依頼をいただきました。
■課題
古くから食肉の一大生産地であった養老町は、食文化の西洋化と共に発展してきた歴史があり、町には美味しい焼肉店が数多く立ち並びます。県内外から肉好きがやってくる「焼肉の町」としても有名ですが、数多くあるため、そのほかのお肉屋さんと差別化する必要がありました。
■コンセプト
オンラインストアは、大相撲で勝敗を下す立場の「行司」をモチーフにしています。「行司」を養老ミートの「専務の田中さん」で表現することで、間違いが許されない、真剣な覚悟でお肉の品質を見て提供していることを表現しています。
キャッチコピーもいままでに1万頭を競り落とした田中さんの目利き力を表現できるよう、「目利きの力で、軍配があがる」としました。公には発表はしていませんが、養老ミートは「飛騨牛」の取扱も日本一です。サイトを通じて「飛騨牛=養老ミート」と認知していただけるよう意識し、制作しました。
■手法、特徴
本サイトは、現在世界で最も利用されているECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」で実装しています。また、日本ではほぼ実績のないNext.js×Shopifyの連携で今までにない体感速度を実現し、テンプレートだけでは表現できないデザインもNext.jsと組み合わせることで自由度を高くできました。
- スタッフ
Client:養老ミート株式会社
Creative Director:平井秀和、瀬川真矢(ピースグラフィックス)Creative Director:服部友厚
Project Manager:堀田顕人
Director:北川裕紀乃
Art Director/Designer:井出裕太
Designer:小倉裕香、山口祐基
Assistant Director:福田悠斗
Assistant Designer:福邉美波Technical Director/Front-end Developer:岩崎航也
Front-end Developer:阿部晋也、漆島裕人、白澤豪
Back-end Engineer:岩崎航也、水澤志歩、後藤真理、杉浦友紀Copy Writer:山中彰
Writer(journal):松下沙彩
Illustrator:矢野 恵司(オフィスヤノ)Photographer:yansuKIM(YOIN株式会社)
1st Camera Assistant(10BANstudio):片岡光正
2nd Camera Assistant:黒沢航大Woodworker:川合優 (SOMA)
Stylist:株式会社自由ヶ丘クッキングスタジオ、澤田美穂Assistant:土田侑美
「養老ミート」オンラインストア
https://www.hidagyu-yoromeat-honten.com/