最終回:服部友厚(STUDIO DETAILS)

最終回:服部友厚(STUDIO DETAILS)

誰よりもホームページを愛するライゾマティクスのアートディレクター木村浩康さんと、写真家のGottingham(ゴッティンガム)さんが、同時代のオンスクリーン表現者に取材する「ホームページ番外地」もついに最終回です!

本連載の最後のゲストは名古屋の雄「STUDIO DETAILS」取締役副社長であり、クリエイティブディレクターを務める服部友厚さん。創業から10年を迎え、東京にもオフィスを構える同社は、「“いいもの”を丁寧につくる」をミッションに、地元企業のブランディングから、スタートアップカンパニーとの並走など、Webだけに限らず活躍の場を広げています。目指す頂は同じでも歩むルートが違うと言うおふたりに、デジタルデザインへの惜しみない愛、そして愛ゆえに抱く複雑な思いをうかがいます。

アナログなことをデジタルで土くさく動かす

——この取材前に、近年のデジタルデザインについてメッセンジャーでお話していたそうですね。

木村浩康さん(以下、木村):そもそもの話ですが、デジタルデザインはかなり成熟してきましたよね。昔はみんなインタラクティブなものが好きで、Webに対する期待値も大きく予算も潤沢、リッチな表現ができたのが、効果測定することで数値が浮き彫りになって、バブルが一回弾けた。すると広告的なデジタルデザインよりも、プロダクトやサービスの重要性が語られるようになってきた気がするんですよね。でも本質的な話をすると、グラフィック的な側面も、UI/UX的な側面も両方が必要。そうなった時にいちばんはじめに取材にうかがったSHIFTBRAINや、STUDIO DETAILSはバランスがいいと思っています。

木村浩康(ライゾマティクスデザイン)

木村浩康(ライゾマティクスデザイン)

服部友厚さん(以下、服部):本当ですか?僕らはすごく偏っていると言われますけどね。自分たちはそう思っていないんですけど(笑)。お客さまをしっかり理解した上で、自分たちの表現をちゃんとしたいなと思ってやっています。常に新しいデザインで、クライアントのビジネスが勝つというところまで持って行くことが大事だなと思っています。

木村:デジタルデザインとグラフィックデザインって、美意識と言うかコンテクストが違うと思うんです。それがデジタルデザインが成熟してきた2010年から次、2020年代にはふたつが融合していく時代になっていくんじゃないでしょうか。僕はいろんな案件で、グラフィックデザイナーとかアートディレクターの方と一緒につくるなかで勘所を探していますが、STUDIO DETAILSのアウトプットはクラフト感とデジタルのバランスが良い気がしています。血が通ってるような手づくり感がある。

服部:僕らそれを「土くさい」って言ってるんですけどね。都会っぽくはないんですよ、STUDIO DETAILSって。

服部友厚<br /> 1980年生まれ、2009年スタジオディテイルズ設立。グラフィック、Webアプリ、アプリ開発、プロダクトデザインなど幅広く手がける。 2011・2012年グッドデザイン賞受賞、CDとして2012・2013年度FCC賞、D&AD in book、One Show Meritなど。

服部友厚
1980年生まれ、2009年スタジオディテイルズ設立。グラフィック、Webアプリ、アプリ開発、プロダクトデザインなど幅広く手がける。 2011・2012年グッドデザイン賞受賞、CDとして2012・2013年度FCC賞、D&AD in book、One Show Meritなど。

木村:土くさい(笑)!確かにすごいアナログなものをデジタルで動かしていますよね。僕はデジタルなんだけど、グラフィックの人たちをうならせるようなものをつくりたいなと思っています。

服部:僕は自分でとってきた仕事で、さまざまな賞を受賞してきた先輩グラフィックデザイナーに依頼しています。クライアントとの打ち合わせにも全部一緒に参加してもらい、その方の仕事の進めかたや、勘所の違いをウチの会社に落とそうと思っています。そこで得たナレッジと僕らがいままでやってきたことを合わせれば、ほかとの違いを見せていくことができるんじゃないかと。そのために少しでも長く一緒にいたかったので、進んでカバン持ちをさせていただきました。

グラフィック畑の人たちは吸着した強度みたいな、瞬間的な強さをすごく大事にしているじゃないですか。それをWeb制作でも意識するようにしてきたら、いいタイミングでいろんな賞を取ることができるようになってきました。これってWebでもちゃんと応用ができるんだなというのは自分の中でわかったことです。

木村:僕も先輩グラフィックデザイナーとの仕事を通して、勉強させてもらうことが多いんですよね。最近ですと、『アジア・ヤング デザイナー・アワード 2019』のサイトを古平正義さんとつくらせてもらいました。どんなデザインもやり過ぎるとゲシュタルト崩壊を起こす、いわばチキンレースなわけですが、「限界だ……やばい」とブレーキ踏もうとすると、古平さんは「まだ行ける!踏み込め!」って背中を押してくれるんですよ。すると、自分だけでは到達できなかった一歩先に行けるんですよね。結果として、今年のテーマ『ペインティング/塗ること』を強調する強烈なビジュアル表現がつくれました。

日本ペイント国際学生コンペティション アジア・ヤング デザイナー・アワード 2019<br /> <a href="https://ayda.jp/">https://ayda.jp/</a>

日本ペイント国際学生コンペティション アジア・ヤング デザイナー・アワード 2019
https://ayda.jp/

いま、「会社」として活動することの意味は?

木村:デザインという言葉がすごく広義な意味になり、グラフィックデザインが伝統的な形のままではいられない時代がやってくると思ってるんですよ。変革に備えて自分たちの武器をちゃんと持っておく必要がある。

服部:うちの若い子たち全員、After Effectsを触れるんですよ。最近では「グラフィックだけのデザインをして生きていく」という人に、ほぼ会ったことがないレベルになってきていますね。あと、働き方も変化の波も感じます。

木村:全員が個人事業主になって、箱だけ貸しますみたいな形も増えると思うんですけど、そうなった時に恐ろしいのが教育が完全に無くなっちゃうなと。

服部:そうなんですよ!会社の大事なところは、人を育てるというところにあると思うので、そこをなくしてしまったら会社の存在はいらない。みんなギルド型にしたらいいわけですから。だけど、まだ実力はないけどポテンシャルがある人たちの受け皿になるような会社が無くなっていくのは危ない。だからうちは新卒も採用しています。つくることの熱量が高い人であれば、目先の利益を無視してどんどん採用したいと思っています。けど、会社の知名度が低いのでなかなか来ない(笑)。

木村:カバン持ちをしながら、その人の技を盗むのがいまは難しいですもんね。ただ、サラリーマンと言ってもデザイナーは職能じゃないですか。「会社に勤める人」としてみるか「生業」としてみるかでかなり違っていて、たとえ会社を辞めても「生業」は変わらないんだから、そのために腕を上げると思うのがいいなと思いますね。

木村浩康さん

老舗の歴史を感じる、商品写真「じゃない」ファーストビュー

——STUDIO DETAILSの仕事で、木村さんはどのサイトが気になりましたか?

木村:『青柳総本家』のサイトがすごくいいですよね。こういったタッチの絵柄を動かす、それこそ「土くささ」と言うか、クラフト感をWebに落とし込んでるのがすごく突き刺さったんですよね。

名古屋の老舗ういろう屋『青柳総本家』のWebサイト https://www.aoyagiuirou.co.jp/

名古屋の老舗ういろう屋『青柳総本家』のWebサイト
https://www.aoyagiuirou.co.jp/

服部:これはグラフィックの要素が必要だと思ったんです。『青柳総本家』は、創業百四十年の名古屋で一番有名なういろう屋さんですから、デジタル一辺倒に振るわけにはいかない。

木村:和菓子屋さんのWebサイトって、ファーストビューにすごくキレイな物撮りがほとんどの中で、このインパクトはすごい。ういろうに対してのシズル感もありつつ、歴史や会社に対して深掘りしたくなる感じがこのイラストにあるなと。写真がないのが衝撃でした(笑)。

服部:老舗の和菓子屋さんには、地元の芸術家を応援する文化があるみたいで、愛知県で活動している方にお願いしてくださいと言われました。モーションを担当した方は、僕がTwitterで探して声をかけたのですが、本業がレントゲン技師だったので驚きました。実は会社のTwitterアカウントで、僕が勝手に採用活動もしていたりもします(笑)。

——ちなみにクライアントからは、どんなオーダーがあったんですか?

服部:海外志向も少しあったのと、名古屋のお土産としてういろうはいちばん有名だと思いますが、それだけでなく焼菓子もたくさんつくられているので、ういろうと同じレベル感で紹介したいという思いがありました。個人的には、購買層を20歳ぐらい下げられるきっかけになると良いなと考えていました。

服部友厚さん

木村:STUDIO DETAILSのプロジェクトって、受注してから納品までどれくらいの期間で進むんですか?

服部:短くて3か月ですね。でも半年くらいかかることが多いのかも。なにか媒体が絡んでない限りはそんな急ぐ必要もないじゃないですか。

木村:僕はエンタメや広告が多いので、ローンチ日が決まってることがほとんどです。スタートから終わりまでが、長くて2か月。広告案件は待ち時間があったりするので、そんな時は息子に会いたくなります(笑)。

デジタルに寄りすぎないようにしたい

木村:もうひとつ気になったのが「KITAMURA JAPAN」。最初は国産のサイトに見えなかったんですよね。いわゆる日本っぽいモチーフに日本人のおじさんなのに、海外のような印象があって。

服部:クライアントがアメリカ進出をしていて、NYの展示会に出したりしているけれど、なかなか思ったようにいかない。でも、そこに挑戦する日本人の気持ちを表現したいと言っていたのでストレートに提案しました。

木村:これ、ビジュアルがいいですよね。実は僕、フォトディレクションが苦手なんです……。

服部:撮影ってお祭りだから楽しくないですか?

木村:外に出たくないんですよ(苦笑)。極力パソコンの前にいたい。

服部:いいカメラマンに依頼することができて、僕が予算を取ってこれれば、あとはいい感じに流れていくので、「これはダメだ!」なんてことはならないじゃないですか。でも、確かにライゾマティクスのデザインには、写真を前面に押し出すイメージはないですね。

木村:写真をメインにするのは、優先度が低いですね。データ探していじるのは無限につくれるんですけど、グラフィック的な強度に対抗するためには、写真まわりの力もつけないとと思っているところです。偏ったスキルで戦っていくのはよくないなと、最近思っているんです。自分が苦手意識をもっていたところのスキルを整えていこうと。

——まずは、お子さんの撮影からどうですか?

木村:それはね、絶対楽しい(笑)。子どもの案件やりたいんですけどね。STUDIO DETAILSではやられていますか?

服部:ありますよ、いまもちょうど何件かやっています。ただ、僕は子どもがいないので、結局、子どもに対する愛情は想像できますが、想像の中でしかないので、モヤモヤしている自分がいます……(笑)。

STUDIO DETAILSが手がけた子供が関わる案件例。ベビー寝具の会社『sandesica』Webサイト<br /> <a href="https://www.sandesica.co.jp/">https://www.sandesica.co.jp/</a>

STUDIO DETAILSが手がけた子供が関わる案件例。ベビー寝具の会社『sandesica』Webサイト
https://www.sandesica.co.jp/

服部:ベビー寝具の会社『sandesica』のサイトをつくるとき、いくつかのテーマを設けたんですけど、働くママの声をちゃんと拾いたいと考えました。あと、そこで美化しちゃいけないなと思った。Webサイトのメインに据えているコピー、「このこえ」を「この子へ」とかけて、企業のメッセージと働くママたちの声を伝えたくて、出産したばかりのコピーライターさんに依頼して、一緒に内容を考えてナレーションをいれました。本当はわざわざ言う必要のない苦しいことを織り交ぜて。リアリティを出したかったので、実際に部屋を借りてセットをつくり込み、全部フィルムで撮りました。

木村:ライゾマって、なんでもかんでもスキャンするんですよ。だから写真が苦手になっていくのかもしれない……(苦笑)。

服部:いま、グラフィックデザイナーのポートフォリオサイトをつくっているんですが、有機的にいろいろ見せていく仕かけを考えています。グラフィックデザイナーのサイトなのに、映像やWebGLもゴリゴリ。だけど、あんまりそう感じさせないものにチャレンジ中です。デジタルに寄りすぎないようにしたい。

木村:僕がやろうとしていることと服部さんがやろうとしていることはアプローチが真逆なんですよね。だけど、目指している頂上は一緒な感じがします。

木村浩康さんと服部友厚さん

血の通ったデザインをしていきたい

——少し話は戻りますが、木村さんは自分がつくるものはなにっぽいと考えますか?

木村:うーん、なんでしょうね……。例えるのがちょっと難しいので、具体例でお話ししたほうがいいかもしれない。最近、ライフサイエンスと画像解析を研究をする『エルピクセル』のサイトをつくったんです。彼らが扱っているデータの中に、脳のMRI画像があるのですが、その解析はこれまで専門医師が目視でチェックしていたので膨大な時間がかかっていました。『エルピクセル』はそうした業務のサポートをするソフトなどをつくっている会社です。

医療とテクノロジーをつなげる会社なので、いつものうちのやり方でデータビジュアライゼーションの方向に向かいがちなんですけど、ライフサイエンスがテーマの会社なので、ちゃんと生命らしさを感じさせないといけないのでは……?と思って。先ほど話した脳のMRI画像の動きには規則性がないんです。そこで、エルピクセルの社員の「魚拓」ならぬ「脳拓」を見せていく提案をしました。

当たり前ですが、脳のMRI画像って人によって全然違うんですよ。あと、加工せずに処理した方が視覚的な肌触りが出てくるなって。加工すると法則性が出ちゃうので。データなんだけど、人の肌触りみたいなものを残していくのがいいなと思っています。

社員10人の脳のMRI 画像がメインビジュアルとなっている、『エルピクセル株式会社』Webサイト https://lpixel.net

社員10人の脳のMRI 画像がメインビジュアルとなっている、『エルピクセル株式会社』Webサイト
https://lpixel.net

服部:脳拓の話に続くんですが、STUDIO DETAILSには「弁拓」案件があるんですよ……(笑)。『八百彦本店』は江戸時代からある仕出し屋さんなのですが、400年前どころか、100年前の弁当がどんなだったかが残っていないんです。そこから「100年先にも伝えたい名古屋の味」というコピーと、弁拓のアイデアを思いついちゃったんですよね。弁当におかずに墨をつけて拓をとってます(笑)。

名古屋の仕出し料理老舗『八百彦本店』のWebサイト。メインビジュアルは弁当に墨を塗ってコツコツと転写している<br /> <a href="https://www.yaohiko.nagoya/">https://www.yaohiko.nagoya/</a>

名古屋の仕出し料理老舗『八百彦本店』のWebサイト。メインビジュアルは弁当に墨を塗ってコツコツと転写している
https://www.yaohiko.nagoya/

木村:めっちゃおもしろいですね!エビフライも拓っているんですか!?

服部:全部ですよ全部。この案件のおかげで、弊社には「弁拓職人」が生まれました(笑)。土くさい仕事の代表的な例ですよね。

木村:根性系ですね……素敵です(笑)。僕はすぐにデータ探しがちで、そういうの避けちゃうんです。だから、実行して絵にしている人たちへの嫉妬感が半端ない。

服部:僕らは会社の商流を変えたのが大きくて、お客さんとの直取引が多いので、全案件ブランディングだと思っている。だから広告的な考えで、その時のためにやるという案件はあまりないですね。僕はやっぱり100年後……いまの社長の、次の次の世代の人たちも見れるものをつくっていきたい。

木村:「弁拓」はきっと文化になりますね。期待します!

Gottinghamからの問い

当連載では、撮影を担当する写真家のGottinghamさんが、対談を終えたふたりへの素朴な質問を投げかけてゆる〜く締めていきます。

Gottingham:木村くんが聞くと思っていた質問ですが、僕から。STUDIO DETAILSは名古屋が本社で、数年前に東京にも拠点を構えましたが、2拠点でやることの意味は?

服部:グループ会社を合わせると名古屋、京都、東京でやっているのですが、メリットは東京は流動性が高いので採用がしやすいこと。名古屋はあまりスタッフが転職しないので長年いる人が多く、阿吽の呼吸でできること。あと、名古屋にいると地域の何でも屋さんになるので鍛えられます。

職種に縛られずお客さまの対応をするし、社会人としては一人前になりやすい。でも多拠点はデメリットが多いのも事実で、こんなに簡単にテレビ会議できるようになったとはいえ、つなぎっぱなしではないし。例えばプレゼンに行ってきて、「今日すごい良かったよ」ってひとこと共有できないのはかなりマイナス。

Gottingham:服部さんの生活のベースは、名古屋なんですね。

服部:だって東京って怖いじゃないですか(笑)!無限に遊べるし、飲む時間も長い。せっかく東京に来てるんだから飲みに行こうよと誘われると、もちろん行きたくなるし行きます。断るの嫌なんですよね。名古屋では仕事に集中しているので、たまに東京に来るくらいのいまのバランスがちょうどいい気がしています。

Gottingham:最後に。例えば、デジタルらしい表現を求められる場合、絵的なアプローチなのか、ジェネレーティブなアプローチなのか、服部さんはどちらでつくっていきますか?

服部:実は僕自身はデジタルらしいかっこいいものが好きで、土くさいものがすごく好きなわけではないんですよ(笑)。自社サイトもデジタル寄りで、好きなようにやるとこうなる。でも、あえて自分を違うところに置いています。

Gottingham:ちなみに、木村くんが担当したエルピクセルはどういうオーダーだったの?

木村:当初はテクノロジーに準ずる会社だから、先端的な印象にできないかと話していました。脳のスキャンデータをもらっていたので、白黒の世界で頂点のみパーティクルで表現した脳の3Dの映像の上に、それらしいタイポグラフィがあるとかっこいい形になるのはすぐに想像できる。でも、さっき言ったように生命を扱っている企業のサイトが果たしてそれでいいのかと思った。生命を感じるようなデータの扱い方じゃないと、会社のチューニングにあってないなと。

服部:「最先端っぽく」みたいなお題だと、データビジュアライズとかWebGLって似た表現になってしまう。このビジュアルは、脳の輪切りで血の通ったデザインを、デジタルチックに表現できているっていうのがすごいところなんだろうなと。

木村:僕の仕事における勝利って、クライアントができあがったサイトをつまみに酒を飲めるかってところなんですよ。そこまで行ったら勝ち(笑)。

服部:あ〜本当にそうですね!飲みながら語れるって大事。また今度、語りながら飲みましょう(笑)!

木村浩康さんと服部友厚さん

撮影:Gottingham 執筆:八木あゆみ 聞き手・編集:瀬尾陽

STUDIO DETAILS Inc.
https://www.details.co.jp/

木村 浩康(アートディレクター/インターフェイス・デザイナー)

株式会社ライゾマティクス/Rhizomatiks Design所属。アートディレクター/インターフェイス・デザイナー。東京造形大学卒業後、Webプロダクションを経てライゾマティクスに入社。最近の主な仕事にggg『グラフィックデザインの死角展』、ヴェルディ:オペラ『オテロ』宣伝美術、経済産業省『FIND 47』など。文化庁メディア芸術祭最優秀賞など多数受賞。
https://rhizomatiks.com/

Illustrated by Maya Numata

Gottingham(写真家)

東京造形大学卒業、ロンドン芸術大学修士準備課程修了。ソロプロジェクトとして、国内外のアートセンター、研究開発機関、企業、デザインスタジオ等とのコラボラティブ/コミッションワークを中心に作品制作を行う。近年の展覧会に「もしかする未来」(国立新美術館、2018)や「Nomadic Raphsody」(建築倉庫ミュージアム、2018)。写真集や共著に『クリシュナ—そこにいる場所は、通り道』(アーツカウンシル東京)、『米麹のモノリス』(山口情報芸術センター)など。 *Illustrated by Maya Numata
http://gottingham.com