vakel サービスブランディング

ブランド名に込められた「化ける」を視覚的に伝えるサイト

「あなたに、化けます。」というキャッチコピーを掲げる、空間・設計を手がけるブランド「vakel(バケル)」。ブランドサイトを手がけたのは、デジタル領域を中心としたクリエイティブエージェンシーのシフトブレインです。

アニメーションやモーションで“化けて”いく様子を随所で表現したという本サイトについて、同社の柴野元さんにデザインコンセプトや特徴などをお伺いしました。

■背景、課題

内装工事・店舗デザイン・設計を行う株式会社LARGO(ラルゴ)が、新たにブランドのセカンドライン「vakel」を立ち上げるに伴い、同ブランドのネーミング、ロゴ、サービスサイトの制作を担当しました。特徴的なネーミングには、お客さまと同じ目線に化ける、そして何もなかった空間が魅力的に化けるという2つの意味が込められています。

業界初となる空間デザインにおける定額制を導入したvakel。今回私たちは、vakelの料金体系における革新性や明瞭性はもちろん、この定額制がこれまでの豊富な実績に基づいて実現できたこと、そして定額制であっても空間デザインを決して妥協しないということを伝え、お客さまに安心感を与えられるようなコミュニケーション開発を行いました。

■コンセプト

Webサイトのおおもとのコンセプトは、「内装工事のことが分からないお客さまに対してもわかりやすく、安心して依頼してもらえる」ことです。このコンセプトのもと、情報設計やサイトデザインは極力シンプルに、かつ明るい印象にまとめています。

ただ、シンプルなつくりの中にも遊び心やこだわりを持たせたポイントを随所に配置することで、vakelの空間デザインに対する妥協をしないスタンスをサイト全体を通して表現しています。

■手法、特徴

サイト全体として、柔らかい印象のアイボリーやホワイトを基調としながらも、安心感のあるイエローや信頼感をあらわすネイビーを配色しました。

ファーストビューでは「化けます。」というタグラインと共に、moi.さんによる象徴的なアニメーションムービーを配置しました。このムービーは、「vakelがお客様目線に化け、空間が化けていく」というステートメントの内容に則した一連のストーリーで制作してもらいました。vakelのネーミングに込められた「化ける」という意味合いを、サイトを訪れた瞬間から視覚的に伝えられるような構成にしています。

また、サイト内のボタンやグローバルナビゲーション、長方形のエリアには、ホバーやスクロールなどのアクションにより形状や背景が変幻自在に変形するギミックを取り入れています(PC閲覧時・対応ブラウザのみ)。一見すると標準的なオブジェクトのように見えますが、何気ない操作によって形を変えたり成形されたりする演出の数々は、「化ける」様子をより一層印象付けています。

スタッフ

Producer:Takuma Kato(SHIFTBRAIN)
Planner:John Nishiyama(SHIFTBRAIN)
Art Director,Designer:Ryohei Kamada(SHIFTBRAIN)
Front-end Developer:Takaaki Sato(SHIFTBRAIN)
Front-end Developer:Yuhei Yasuda(SHIFTBRAIN)
Motion Designer:Wonguen Heo(SHIFTBRAIN)
Project Manager:Gen Shibano(SHIFTBRAIN)
Photographer:Kengo Tsutsumi(Yamabikosha Inc.)
Animation Movie Director,Illustlator:moi.(freelance)
Back-end Developer:Onogi Junichi(KJ PRODUCTION Co.,Ltd.)
SEO Specialist:Muro Naoki(Rethink LLC.)