「BitStar」リブランディング

「照らす」をコンセプトに統一感をつくる

目に鮮やかに飛び込んでくる紫色や流れ星のように動くロゴ、ワクワク感のあるイラストなどからフレッシュさを強く感じる、クリエイタープロダクション「BitStar」のサイト。

このサイトを手がけたのは、デジタル領域を中心としたクリエイティブエージェンシーのSHIFTBRAIN inc.です。プランナーの西山ジョンさんに、特にこだわったポイントや具体的な手法などについてお聞きしました。

■プロジェクトの背景・課題

クリエイタープロダクション事業を行うBitStarのリブランディングプロジェクトです。課題は大きく二つありました。ひとつは、これまで異なるトーン&マナーで事業を展開してきたため、企業としての統一感がなかったこと。もうひとつは、クリエイターが見たときに「BitStarに所属したい」と思わせる見せ方ができていなかったことです。

これらを解決するために、まずは企業ロゴとタグラインを策定することから着手しました。すべてのコミュニケーションの起点になる明確なアイデンティティが必要だったからです。

■コンセプト

BitStarの特徴として際立っていたのは、クリエイターファーストの徹底です。テクノロジーへの惜しみない投資と仕組み化の推進により、あらゆるクリエイターを手厚く、幅広く支援することができます。どこよりもクリエイターに光を当てられるのがBitStarであってほしい。そんな思いから「照らす」というテーマが浮かび上がってきました。

■手法・特徴

サイトの顔となるトップページでは、クリエイターを志す若者を惹きつけるファーストビューが不可欠であることから、イラストレーターのUtomaru氏を起用。好きなことを仕事にする、そんなワクワクできる姿を描いていただきました。

デザインやアニメーションに関しては、光と影を印象的に使うことでコンセプトを表現しています。また、一部の方ではありますが、所属クリエイターの新たな宣材写真を撮影する際も、ストロボを強く当てて陰影をつけるよう撮影しています。

このように、「照らす」をコンセプトとしたロゴやタグラインを開発することで、統一感ある世界をつくりあげることができました。それぞれのロールをそれぞれのスタッフが進めていく中で軸となる共通認識が生まれたことは、スムーズにプロジェクトを進行していく上で大変重要です。これは決して社内だけでなく、クライアントやパートナーとのコミュニケーションロスをなくすことにも繋がりました。

スタッフ

プロデューサー:津留正和 (SHIFTBRAIN)
プランナー・クリエイティブディレクター:西山ジョン(SHIFTBRAIN)
クリエイティブディレクター:鈴木慶太朗(SHIFTBRAIN)
アートディレクター・デザイナー:宮本浩規(SHIFTBRAIN)
デザイナー:宮坂亜里沙(SHIFTBRAIN)
プロジェクトマネージャー:柴野元(SHIFTBRAIN)
モーションデザイナー・フロントエンドエンジニア:西山順一(SHIFTBRAIN)
バックエンドエンジニア:安友裕秋(SHIFTBRAIN)
イラストレーター:Utomaru (THINKR Inc.)
フォトグラファー:白幡敦弘(フリーランス)