FOURDIGIT 20TH SPECIAL SITE

軌跡を辿り、未来へのスローガンを伝えるスペシャルサイト

2001年にゼロからスタートし、現在は4カ国6社、約230名のメンバーが在籍し、デジタルデザインを中心とした事業を行うデザイン&テックカンパニー「FOURIDIGIT(フォーデジット)」。2021年7月に創業20周年を迎えるにあたり、スペシャルサイト「FOURDIGIT 20TH SPECIAL SITE」がオープンしました。

このスペシャルサイトについて、同社広報の田中美桜さんにコンセプトや想い、特徴などを伺いました。

■背景、課題

FOURIDIGITは、2021年7月に創業20周年を迎えます。この大きな節目を機に同社が伝えたかったことは、大きく2つです。1つ目は、会社の成り立ちや軌跡を通じて、FOURDIGITの理念を感じてもらうこと。もう1つは、これまで携わってきたあらゆるクライアントや取引先に感謝を伝えると共に、向こう3カ年のスローガンである「We connect」のもと、この先の未来も成長し続ける企業であることに期待をしてもらうことです。

これらのメッセージを伝えるハブのような存在になって欲しいという想いから、20周年記念サイトを制作しました。

■コンセプト

このサイトは、FOURDIGITが歩んできた20年の歴史を語ったり、「We connect」というスローガンの内容を紹介することだけが目的ではありません。創業から今日までの軌跡を辿ったうえで、なぜ未来に向けて「We connect」というスローガンと、それに付随した数々のチャレンジングな施策を打ち出すにいたったのかを紐解き、社内外に納得・共感してもらえることをゴールとしたサイトを目指しました。

■手法、特徴

このサイトの最大の特徴は、すべてのコンテンツを年代順に、1ページ内で見られる構造にしたことです。 この構造は、これまで歩んできた20年間がFOURDIGITの現在、そして「We connect」が示す未来への礎となっていること、そして「未来は、地続きだ。」というTOPのメッセージが示すように、それらがすべて地続きであり、20周年は通過点に過ぎないということを視覚的に表現しています。

FOURDIGIT 20TH SPECIAL SITE TOP画像

コンテンツを取り巻くリボン状の輪は、タイムトンネルをイメージしています。タイムトンネルには、その年代に世間を賑わせたワードが敷き詰められており、FOURDIGITが時代の流れとともに駆け抜けてきたことを表現する演出となっています。

また、サイト内には同社代表取締役の田口亮が執筆したWeb30年史を振り返る記事と、FOURDIGITのターニングポイントを語る対談記事がリンクしています。これらの記事と20周年記念サイトを相互にリンクすることで、当時の時代背景と、それにFOURDIGITがどう向き合ってきたのかをより一層理解できるようなつくりにしました。

FOURDIGIT 20TH SPECIAL SITE

サイト内に登場する特徴的なイラストはnakabanさんを起用。それぞれの年代を象徴するモチーフを版画で作成していただきました。デジタルを取り扱うFOURDIGITにおいてあえてアナログなイラストを使用することで、同社のものづくりへ向き合うクラフトマンシップ、また人のあたたかみを表現しています。

FOURDIGIT 20TH SPECIAL SITE  nakabanさんイラスト画像

nakabanさんのイラスト

このプロジェクトの一環として、20周年サイトにさらに肉付けした内容を盛り込んだ「20th Anniversary Book」を制作し、社員に配布しました。ブックレットという形あるものを所有することで、より自分ごとに感じてもらうことができました。20年目以降も社員が同じ目線で進んでいくための足固めとして機能しています。

FOURIDIGIT「20th Anniversary Book」

20th Anniversary Book

FOURIDIGIT「20th Anniversary Book」

スタッフ

プロデューサー/加藤琢磨(SHIFTBRAIN)
プランニングディレクター/西山ジョン(SHIFTBRAIN)
クリエイティブディレクター、デザイナー/藤吉匡(SHIFTBRAIN)
プロジェクトマネージャー/柴野元(SHIFTBRAIN)
モーションデザイナー、フロントエンドデベロッパー/許源根(SHIFTBRAIN)
イラストレーター/nakaban(フリーランス)