オーソドックスなフォルムにちょっとした機能を加えて、スタイルと快適さのバランスを追求するソファメーカー「GIULIO MARELLI」(ジュリオ・マレッリ)。
製品の特徴を訪ねると、デザイン、マテリアルにこだわったクオリティの高さ、それに「快適さ」を強調していた。 バックレストが倒れるデザインは他のメーカーでも見られるものだが、それに加えて座面がスライドするなど、目立たないところでプラスアルファが施されているデザインだ。
今年のブースで目についたのは、奥に置かれたそれらの機能性ソファとはラインの違う、かなりモダンなデザインのソファだ。一見固そうに見えて、実は形状が体のカーブにフィットするとても快適な座り心地である。ルックスだけのデザインに終わらせない姿勢が感じられた。
主なマーケットはヨーロッパを始めとして、アメリカ、そして韓国、マレーシア、シンガポールなど。今回いくつかのメーカーから同様に聞こえたのは、「世界中に輸出しているが、日本でだけは販売していない」という話だ。住宅事情の違いは、イタリア以外の国では多少なりともあるはず。日本のバイヤーやユーザーが保守的すぎるのでは、と思わずにはいられなかった。
■会場
サローネ会場(フィエラ) Pad.5 D01
http://www.giuliomarelli.com/
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 【 1 】 高級感のあるブース
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 【 2 】 バックレスト(ヘッドレスト?)が倒れスタイルと快適性を両立させている。更にこのソファは座面が前にスライドしてよりリラックスできる
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 【 3 】 張り地のバリエーションも豊富に用意されている
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 【 4 】 こちらはバックレストが前後に移動する
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 【 5 】 バックレストを前に出した状態
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 【 6 】 機能金具は既成品を使用している場合も多い
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 【 7 】 他のシリーズと趣きの違うフランス人デザイナーによるソファ。見た目から想像するより座り心地は快適
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