47都道府県のローカルな麺が渋谷ヒカリエに集合!「47 麺 MARKET」

47都道府県のローカルな麺が渋谷ヒカリエに集合!「47 麺 MARKET」

渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMで、47都道府県のうどん、そば、ラーメン、パスタなどの「麺」を紹介する「47 麺 MARKET -47都道府県のローカルな麺集めました-」が10月25日まで開催中だ。

d47 MUSEUMでは、「旅」「物産」「地域問題」など、毎回様々なテーマで47の日本の個性を紹介してきた。今回は「麺」にフォーカスを当て、その麺が誕生した背景や地元での食べ方の流儀などを紹介。集まった麺は、その土地の気候や風土から生まれた伝統食から、地域おこしの一環として新しく開発された名産品、地元スーパーで販売されている定番の即席麺など、その土地の食文化の一つとして愛され、食べられているものだ。

その場で購入できるマーケット型の展覧会

47men01

紹介されている麺は段ボールから好きな数を手に取り、購入が可能。冷蔵保存されているものも冷蔵庫から取り出して購入できる。

47men02

それぞれの麺の上には、紹介文と製造元であるメーカーがおすすめする食べ方が書かれた紙が吊られている。地元の人が好んでする食べ方など、具材や具体的な調理法が書かれており、思わずお腹が鳴ってしまいそう。

以下、47麺の中から珍しい形状のものやパッケージの気になるものを一部紹介する。

【栃木県:かんぴょううどん】

かんぴょううどん/小山商工会議所

かんぴょううどん/小山商工会議所

麺をイメージしたキャラクター「かぴょ丸」が大胆にパッケージに施されたデザイン麺。デザインを担当したのはデザインファームNOSIGNER。かんぴょうの使い方を大胆に変えた産地を盛り上げる麺。

【群馬県:ひもかわうどん】

鬼ひも川/花山うどん

鬼ひも川/花山うどん

47麺の中でも最大巾の5cmを誇る麺。初代店主が瀬戸内のうどんに感銘を受け、1894年に開業したという花山うどん。おすすめの食べ方は、甘辛く味付けした豚肉と玉ねぎ、卵、青ネギ、きざみのり、かまぼこをトッピングした「釜玉うどん」だという。

47men03

47種類の麺が一堂に会しているのは圧巻。これほどまでに、各地によって様々な種類や食べ方のある「麺」は、日本独自の食文化とも言える。私たちにとって身近な食である「麺」も、製造方法や素材、地元での食べ方など、それぞれよく見ると、なぜその土地で生まれ、愛され続けているのかという理由が見えてくる。

47都道府県の個性でもある「麺」を知り、実際に手にとり、(後で)味わうことができる展覧会。取材時にも多くの人が色々な種類の麺を購入しており、筆者も数種類購入してしまった。冷静な判断がしたい方には、お腹が減っていない時に行くことをおすすめする。

【山梨】みみ/志村製麺

【山梨】みみ/志村製麺

【三重】伊勢うどん/丸川商店

【三重】伊勢うどん/丸川商店

【北海道】CAMIFLAG「パスタ プレーン フェットチーネ/興農社

【北海道】CAMIFLAG「パスタ プレーン フェットチーネ/興農社

【香川】小豆島 手延 生そうめん/森本商店

【香川】小豆島 手延 生そうめん/森本商店

【沖縄】アワセそば 平めん/アワセそば

【沖縄】アワセそば 平めん/アワセそば

展示の入り口にはカゴが置いてあり、普通の展示では見られない光景

展示の入り口にはカゴが置いてあり、普通の展示では見られない光景