今年の3月はじめに橋本尚樹さんから「丹波山村役場」内覧会のご案内をいただいた。これは見たいと思い計画したが、突然の予定で伺うことは叶わなかった。現地に行けなかったことは残念だったが、この作品からはこれからの橋本建築の可能性を感じた。

橋本さんとは、2015年に施工中の富山県美術館の現場事務所でお会いした。当時、内藤廣建築事務所で同僚だった湯浅良介さんも詰めていた。その後、橋本さんはJR高山駅周辺の整備も担当されていた。先月高山を訪れた際に拝見したが、東西のコンコースとディテールが美しく収まる、センスのよい駅舎となっていた。

最近、まわりの友人や知人から橋本尚樹さんのお話を聞く機会が増えた。存在感が増している証である。