シープチェア

2008

この椅子は、2008年の国際家具デザインコンペティション旭川にて第3位を受賞した作品です。その後、旭川の家具メーカーから商品化され、2012年には北海道立旭川美術館に作品として収蔵されています。

この椅子のコピーは、「クラフトであり、プロダクトであり、アートである」です。

「新しい構造を」「これまでにない新しい椅子の構造を」「誰も見たことのないような新しい椅子を」「紙のように薄く軽い木の椅子を」そんな思いで何枚もスケッチし、いくつも紙や木で模型をつくりました。そんな風に必死になってデザイン、設計したことをいまでも覚えています。

この椅子で生み出した構造が、その後の私の椅子のデザインの流れをつくっていきました。

 
横田哲郎(家具デザイナー)

横田哲郎(家具デザイナー)

1969年、東京都生まれ。東京藝術大学デザイン科を卒業。卒業後はアーティストとして活動し、26歳の時に家具の道を志す。上松技術専門校木工科を卒業。木工家の谷進一郎先生のもとに弟子入りし、徒弟制度のもと木工家具職人としての修業を積む。その後、建築設計事務所、大手家具メーカーなどで各種デザイン、設計の修業を積む。36歳の時に家具デザイナーとして独立。2021年、51歳の時に「横田椅子デザイン設計事務所」を開業。

「座るという行為をデザインし
椅子で世界を変えていく
日々の暮らしに喜びと幸せを
誰もが感じられる世界に」
これが私たちの理念です。

https://www.instagram.com/yokota.chair.design/

2022/10/12 15:15