小さな風景「新しい建築の楽しさ2014」展会場構成

2014 / AGC studio

建築用ガラスのショールームで行われた、建築模型展のための会場構成。厚さ2mmの大きく透明な天板を無数の細い柱によって支える。薄い天板は僅かにたわみ、水面のようなゆらぎが空間の中に生まれ、その上に展示模型が浮かぶ。切り取られた大きな水面のような天板は外の風景を写し込んだり、キラキラと光を反射し、展示物である建築模型と共に一つの小さな風景をつくり出す。

萬代基介(建築家)

萬代基介(建築家)

1980年神奈川県生まれ。2003年東京大学工学部建築学科卒業。2005年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2005年から2011年まで石上純也建築設計事務所勤務。2012年に萬代基介建築設計事務所設立。2012年から2015年まで横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手。主な受賞に、DSA空間デザイン大賞、JCDデザインアワード金賞など。
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