新丸ビル 工事仮囲い展覧会グラフィック

2005 / 東京都千代田区

新丸ビル工事中、仮囲いを使って、ドイツ、オーストリア、スイスから選ばれたポスターを展示する屋外展覧会が、「日本におけるドイツ2005/ 2006」の関連事業として行われた。約100枚のポスターを、規則的な間隔をあけてそれぞれ縦に連続して展示し、その間を、タイポグラフィックな手法による展覧会の告知情報で埋め尽くした。仮囲い全体をつかった大胆な展示デザインが、コミュニケーションを誘発して、街に楽しさを提供する機会となることを目指した。

Org:ドイツ100枚の素晴らしいポスター展実行委員会 Produce:日本サインデザイン協会

菊竹雪(グラフィックデザイナー)

菊竹雪(グラフィックデザイナー)

建築家・菊竹清訓を父とし、彼の設計による住宅「スカイハウス」で育ったアーティスティックな環境が、アイデンティティーを確立する源になっている。大学で建築を学び、卒業後は日本デザインセンターに勤務。その後、イタリアに渡り、アンジェロ・コルテージ氏のもとでデザインの視野を広げ、1990年株式会社コンパッソを日本に設立する。また、94年には文化庁派遣芸術在外研修員として、英国RCAで建築、空間、環境にかかわる、既成概念にとらわれないグラフィックデザインを学ぶこととなった。 そういったグローバルな経験から得た視点で、ランドマーク、スペース、車両、工事現場など、空間にかかわるすべてのスーパーグラフィックデザインを行う。

多摩美術大学客員教授/法政大学・日本大学非常勤講師
主な内外の受賞に、Brunel Award、D&AD Yellow Pencil Award、グッドデザイン賞、サインデザイン大賞など。
http://www.yuki-kikutake-design.com/

2013/7/10 0:00