リスパック関東工場 内外空間のグラフィック

2008 / 群馬県伊勢崎市 / リスパック

工場で生産している透明な食品用のプラスチック容器を想起させる、幾何学模様のグラフィックを、工場の外壁、外構、そしてエントランス・見学者通路・食堂の壁面など、工場の内外空間に大胆に展開した。企業のアイデンティティーを内外の空間全体で表すことで、建築自らが企業の魅力を発信することを企図した。

Architect:竹中工務店

菊竹雪(グラフィックデザイナー)

菊竹雪(グラフィックデザイナー)

建築家・菊竹清訓を父とし、彼の設計による住宅「スカイハウス」で育ったアーティスティックな環境が、アイデンティティーを確立する源になっている。大学で建築を学び、卒業後は日本デザインセンターに勤務。その後、イタリアに渡り、アンジェロ・コルテージ氏のもとでデザインの視野を広げ、1990年株式会社コンパッソを日本に設立する。また、94年には文化庁派遣芸術在外研修員として、英国RCAで建築、空間、環境にかかわる、既成概念にとらわれないグラフィックデザインを学ぶこととなった。 そういったグローバルな経験から得た視点で、ランドマーク、スペース、車両、工事現場など、空間にかかわるすべてのスーパーグラフィックデザインを行う。

多摩美術大学客員教授/法政大学・日本大学非常勤講師
主な内外の受賞に、Brunel Award、D&AD Yellow Pencil Award、グッドデザイン賞、サインデザイン大賞など。
http://www.yuki-kikutake-design.com/

2013/7/10 0:00