IFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)本審査用試作

2011-

IFDAの本審査に進む作品について、2011年から2024年まで約10作品の試作製作に携わりました。

本審査用の試作は、旭川家具のメーカーが集まる「試作検討会」で各作品の担当メーカーを決定するところから始まります。担当決定後、デザイナーと連絡を取り、応募時のエントリーシートやスケッチ、図面に加え、必要に応じて2D・3Dデータなどの追加資料を共有してもらいながら試作を進めます。

通常の製品開発では、強度や構造、製造方法、量産性などを考慮しながら仕様を検討しますが、IFDAはあくまでデザインコンペの本審査のための試作です。そのため、製品としての合理性を優先するのではなく、応募されたデザインをできる限り忠実に実物へ置き換えることを最も大切にしています。

試作図面を作成し、実際の製作を担当する職人と相談しながら加工方法や製作方法を検討。デザイナーが旭川を訪れて実物を確認する場合もあれば、メールなどで試作状況を共有しながら調整を重ねる場合もあります。こうしてデザイナー、設計、製作現場の間をつなぎながら、本審査でデザインを評価するための作品を形にしていきます。

業天昭人(株式会社 匠工芸/企画開発)

業天昭人(株式会社 匠工芸/企画開発)

1985年北海道旭川市生まれ。2007年、家具メーカーの株式会社 匠工芸に入社。入社後3年間は製造現場で家具製作に携わり、その後、設計・製品開発へ。現在は自社製品の企画・デザイン・設計をはじめ、外部デザイナーとの協業による製品開発、他社ブランドのOEM製品、特注家具などの設計・開発を担当している。

デザイナーのスケッチや図面から、構造・製造方法を検討し、試作を重ねながら量産可能な製品へ落とし込むことをおもな仕事とする。二級家具製作技能士(手加工)。

2026/10/28 15:30