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プリミティブな表現の結晶が集まる「三陸国際芸術祭2017〜営みから、アートへ。〜」

プリミティブな表現の結晶が集まる「三陸国際芸術祭2017〜営みから、アートへ。〜」
夏から秋にかけて全国各地で開催されるアートフェステイバル。それぞれの地域の個性や歴史などにフォーカスして、その場でしか体験できないものとなっています。もちろん、そこにはアートだからこそできる表現や批評性という軸がしっかりとあります。各芸術祭のテーマや注目のアーティストなど、見どころや魅力をごくごくかんたんにご紹介します!やはり、実際に足を運んで楽しむのがいちばんです。ENJOY! ART FESTIVAL!
三陸国際芸術祭とは?

2011年に起きた東日本大震災の被災地である三陸沿岸地域は、津波により多くのものが流されました。一方で、三陸沿岸は世界でも類を見ない芸能の宝庫で、福島・宮城・岩手の三県だけで、2,000以上の郷土芸能の団体が存在すると言われています。本芸術祭は、三陸地域で古くから脈々と受け継がれてきた「郷土芸能の魅力の発信」と「世界の芸能との交流」を目的に、2014年から毎年開催している芸術祭です。

三陸国際芸術祭

テーマ

芸術祭のテーマは「営みから、アートへ。」。世界中の多様な文化と芸術が混ざり合い、創造的な瞬間を分かち合うための三陸国際芸術祭からのメッセージとなっています。また、メイン会場は、2017年4月に“まちびらき”した大船渡市大船渡駅周辺地域。徐々に町並みの復興が進む三陸の新しい姿を多くの方に知ってもらうために設定されました。三陸とアジアの郷土芸能、夜神楽、現代アートなど多種多様なステージが展開します。

注目のアーティスト/プログラム

本年は、三陸地域とアジアから、若者や女性が継承を担ってきた芸能団体を招聘。海に関わる仕事の多い三陸沿岸は、古来より男性主体の社会を形成してきました。しかし三陸沿岸の未来を見据えると、若手や女性の活躍は必須。震災後6年の時を経た”まちびらき”に若手や女性が集い、新たなる出発点を想起させる場を創りだしていきます。

チルボン仮面舞踊/ジャワ島西部の海岸沿いの街、インドラマユ。西ジャワ州の芸能といえば州都チルボンの仮面舞踊がよく知られています

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井上信太とまちを彩る  ワークショップシリーズ vol.3/3333尾(!?)のさんまのぼり・さんま神輿・さんまフラッグ・さんまグッズなど、一大「空とぶさんまワールド」が繰り広げられます。プレワークショップで制作したさんまのレリーフなどを使ったアニメーションも上映

井上信太とまちを彩る  ワークショップシリーズ vol.3/3333尾(!?)のさんまのぼり・さんま神輿・さんまフラッグ・さんまグッズなど、一大「空とぶさんまワールド」が繰り広げられます。プレワークショップで制作したさんまのレリーフなどを使ったアニメーションも上映

黒森神楽/宮古市山口に鎮座する黒森神社を本拠地としている神楽。正月になると、黒森神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携えて、陸中沿岸の集落を廻り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔祓いや火伏せの祈祷を行います

黒森神楽/宮古市山口に鎮座する黒森神社を本拠地としている神楽。正月になると、黒森神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携えて、陸中沿岸の集落を廻り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔祓いや火伏せの祈祷を行います

古くから紡がれてきた郷土芸能の魅力と、未来へと復興が進む三陸の新しい姿を確かめてみてはいかがでしょうか。

開催概要
名称:三陸国際芸術祭2017~営みから、アートへ。~
会期:2017年8月5日(土)~8月19日(土)
時間:9:00~21:00
メインプログラム:2017年8月11日(金)、12日(土) 10:00~23:00
会場:岩手県大船渡市大船渡駅周辺地域、岩手県大船渡市大船渡町
入場料:無料
詳細URL:http://sanfes.com/