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工場・耕場・購場、3つのKOUBAを楽しむ秋の祭典、第5回「燕三条 工場の祭典」

©「燕三条 工場の祭典」実行委員会©「燕三条 工場の祭典」実行委員会
夏から秋にかけて全国各地で開催されるアートフェステイバル。それぞれの地域の個性や歴史などにフォーカスして、その場でしか体験できないものとなっています。もちろん、そこにはアートだからこそできる表現や批評性という軸がしっかりとあります。各芸術祭のテーマや注目のアーティストなど、見どころや魅力をごくごくかんたんにご紹介します!やはり、実際に足を運んで楽しむのがいちばんです。ENJOY! ART FESTIVAL!
燕三条 工場の祭典とは?

包丁やスプーンなど、金物の産地として有名な新潟県・燕三条地域。「燕三条 工場の祭典(つばめさんじょう こうばのさいてん)」は、そんな燕三条地域の企業が一斉に工場を開放されるイベントで、子どもから大人まで誰もがものづくりの現場を見学・体験できます。

見学では、工場の職人さんが商品ができあがるまでの工程などを教えてくれます

見学では、工場の職人さんが商品ができあがるまでの工程などを教えてくれます Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

昨年開催時の大泉物産、工場の様子

昨年開催時の大泉物産、工場の様子 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

開催5回目を迎える今年は、2017年10月5日(木)から8日(日)の4日間にわたり開催。期間中は、KOUBA(工場、耕場)で働く人々と気軽に触れあい、職人たちの手仕事を間近に見れるほか、体験型のワークショップやオフィシャルバスツアーにも参加可能です。

テーマ

今年は、「開け、KOUBA!燕三条に丸ごと触れる秋の4日間」というテーマのもと、103拠点(6月20日時点)の工場を開放。「工場(KOUBA)」83社に加え、「農業」を営む11社が「耕場(KOUBA)」として、KOUBAでつくられたアイテムを販売する「購場(KOUBA)」9社が参加。また、オフィシャルイベント「産地の祭典」も今年から新たにスタートします。

2016年に行われたレセプション「奏でる工場」。町工場を会場に音楽ライブを開催した

2016年に行われたレセプション「奏でる工場」。町工場を会場に音楽ライブを開催した Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

注目のKOUBA

日野浦刃物工房(工場)
1905年に創業し、一から完成まで一貫して日本の伝統技術を用いた刃物づくりを行っています。自由鍛造による製造のため、国内外から変わった形状の刃物製作の依頼が多いそう。より多くの「種類」ではなく、より多くの「信頼」を得られる製品づくりを目指しています。

日野浦刃物工房

日野浦刃物工房 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

三条スパイス研究所(耕場)
新たなスパイス料理をここ三条から。東京押上にある「スパイスカフェ」の伊藤一城シェフ監修のもと、「スパイス=異なるものをミックスして新しい何かを生み出すこと」という考え方に沿って、街や暮らしを再編集していくことを目指す食堂。ここにしかない独自のスパイス料理の提供を通して、訪れる人たちと共に「暮らしの調合」について学んでいます。

三条スパイス研究所

三条スパイス研究所 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

大泉物産(工場)
カイ・ボイスンのカトラリーも製造。1943年創業。デンマーク人デザイナーのKay Bojesen(カイ・ボイスン)とOle Palsby(オーレ・パルスビー)がそれぞれデザインしたカトラリー「カイ・ボイスン」と「ICHI」を製造する権利を世界で唯一持ち、カトラリー以外にも高いステンレス加工技術でさまざまなものづくりを行っています。

大泉物産

大泉物産 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

渡辺果樹園(耕場)
より美味しい果物づくりのために、園内にモーツァルトを流す果樹園。日本梨、西洋梨(ルレクチェ)、葡萄の生産・販売を行っています。食べたら思わず笑顔がこぼれるような果実を届けることを目指して、日々栽培に取り組んでいます。期間中は、肥沃な土壌の柔らかさを感じることができる「果樹園で寝転び体験」や「葡萄の収穫体験」を開催。

渡辺果樹園

渡辺果樹園 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

イベントディレクション&アートディレクション

イベント全体の監修は、methodの山田遊さん。ロゴやブックレットなどのアートディレクションは、クリエイティブユニット「SPREAD」が担当。イベント全体に使われている印象的なピンクとシルバーのストライプは、金属加工時の炎をイメージした「ピンク」と、工場の素材や工場自体の色をイメージした「シルバー」からきているそうです。参加企業は、事前に配布されたピンクの「テープ」とピンクストライプの「段ボール」を使用し、工場の入口から内部、また近隣を含む町のいたる所に誘導サインや看板を設置するなど、それぞれの工場が工夫を凝らして来場者を迎えてくれます。また、2016年からは「工場の祭典」のピンクxシルバーに加え、太陽と水をイメージしたピンクxブルーの「耕場の祭典」、愛と経済をイメージしたピンクx黄色の「購場の祭典」という、それぞれのテーマカラーが誕生しました。

イベント全体のアートディレクション・デザインはSPREADが担当

イベント全体のアートディレクション・デザインはSPREADが担当

それぞれのKOUBAは各自テーマカラーのTシャツをユニフォームとして着用しています

それぞれのKOUBAは各自テーマカラーのTシャツをユニフォームとして着用しています Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

ものづくりに携わる人々の思いや誇りがつまった「燕三条 工場の祭典」。ものづくりの現場を見学、体験できる年に1度の特別なイベントをぜひご堪能ください。

燕三条の風景

燕三条の風景 Photo:「燕三条 工場の祭典」実行委員会

開催概要
名称:第5回 燕三条 工場の祭典
会期:2017年10月5日(木)~10月8日(日)
会場:新潟県三条市・燕市全域、およびその周辺地域
入場料:無料(ワークショップなど一部イベントは有料のものあり)
詳細URL:http://kouba-fes.jp/