31/32 Chiyoizumi distillery 1948-2018- No.31

「新しい命」をテーマに泡盛文化を見つめ直す

沖縄県宮古島の狩俣地区にあった小さな泡盛蔵「千代泉酒造所」は、2013年に諸事情により休業、泡盛生産はストップ、惜しまれながら2018年に廃業となった。

地元住民に親しまれ、飲み継がれた千代泉酒造所の泡盛は世の中から姿を消してしまったかに思われたが、廃屋となった酒造所の蔵にわずかに残った泡盛を発見、限りあるそのお酒に新たな命を吹き込みつつ、泡盛文化を見つめ直すプロジェクトを始動した。

千代泉酒造所 泡盛「31/32 Chiyoizumi distillery 1948-2018- No.31」のデザインテーマは、「新しい命」。赤ん坊を真っ白なおくるみにそっと寝かせるように、ボトルは横に真っ白なパッケージで包んでいる。

商品の名前は千代泉酒造所 泡盛が最後に残っていた2機のタンクナンバー(31番32番)。月の最期の日である31日と、来るはずがない32日目へ、新たな命を吹き込み再スタートをさせた泡盛として命名された。

ブランド:誇酒プロジェクト

国酒として、沖縄県内のみならず世界中のファンに親しまれている蒸留酒「泡盛」。しかしながら、時代が進むに連れて、趣味嗜好の多様化によるお酒離れや、お酒そのものの多様化などさまざまな理由により、出荷量は年々減少、泡盛の特徴や味わいを開花させる前に廃業してしまう酒造所も出てきている。

本プロジェクトは、世界に誇れるお酒として、今一度泡盛の価値や歴史を丁寧に見つめなおし、泡盛の道を探求していく。

原材料 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 43度
内容量 500㎖
熟成年数 帳簿不明のため年数表記ナシ
蒸溜機 横型蒸留機
濾過 千代泉酒造所での保管状況から濾過ナシ
製造元 沖縄酒造協同組合
販売元 泡盛倉庫
価格(税別) 12,960円