国内外の13の有名建築が被写体、企画展「『建築』への眼差し -現代写真と建築の位相-」が建築倉庫ミュージアムで8月4日から開催

杉本博司「サヴォア邸」(建築家:ル・コルビュジエ)©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi杉本博司「サヴォア邸」(建築家:ル・コルビュジエ)©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi

寺⽥倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムで、企画展「『建築』への眼差し -現代写真と建築の位相-」が8月4日から10月8日まで開催される。

発明家のニセフォール・ニエプスによって撮影された世界で最初の写真が、作業場の窓から見える納屋と鳩小屋であったように、19世紀に誕生した写真は当初から建築と強く結びついていた。特に20世紀の近代建築運動では、多くの建築家が自らの建築を社会に認知させ、その運動を推進する手段として写真を重視していた。そこで強調されたのは、写真が有する記録媒体としての透明性であり、その傾向は今日でも、建築ジャーナリズムを中心として大量に生産・消費される建築写真に受け継がれている。その一方で、そうした建築写真とは微妙に異なる立ち位置から建築に関心を示す写真家や現代美術家がいる。

同展は、国内外で活躍する13名の作家の作品を通じて、現代の写真表現と建築の間に存在する、より多義的で複雑な関係を示すコンセプトのもとに企画された。会場にはトーマス・ルフ、カンディダ・へーファーら「ベッヒャー派」から、杉本博司、ホンマタカシなど多岐にわたる作家による建築写真と同時に、被写体の中から6つの建築物の模型もあわせて展示される。模型を通じて建築物の全体像を把握することで、個々の写真表現の魅力や特徴がより深く楽しめる展示会となる。

出品作家:
トーマス・デマンド、マリオ・ガルシア・トレス、畠山直哉、カンディダ・へーファー、ホンマタカシ、今井智己、ルイザ・ランブリ、宮本隆司、トーマス・ルフ、杉本博司、鈴木理策、米田知子、ジェームズ・ウェリング

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