【プレゼント】『小沢剛 不完全-パラレルな美術史』ご招待券(千葉県)

小沢剛《不完全》2017年(展示風景:「東京藝術大学130周年記念 藝大茶会それゆえに」、東京藝術大学大石膏室) 小沢剛《不完全》2017年
(展示風景:「東京藝術大学130周年記念 藝大茶会それゆえに」、東京藝術大学大石膏室)
2017/12/21 10:35

現代アーティスト・小沢剛は、自らの周りや美術の歴史などからさまざまな事象を拾い上げ、笑いを誘うユーモアと鋭い分析的視点を備えた作品に仕立てあげてきた。本展では、新作インスタレーションを筆頭に、小沢が日本美術史からテーマを得て制作した作品が中心に展示される。

日本人に欠かせない調味料である醤油がかつて画材として使用されていたという架空の設定のもと、過去の著名な美術作品を醤油で再現した《醤油画資料館》や、「戦争画家」として時代の流れに翻弄された藤田嗣治をモデルに、史実とフィクションが入り交じった物語をつくり出した《帰って来たペインターF》などは、まさに小沢が生み出した「パラレルな美術史」と言えるだろう。

本展タイトルとして選ばれた「不完全」とは、明治時代に活躍した美術史家であり、東京美術学校(現・東京藝術大学)の初代校長である岡倉天心の著書『茶の本』に頻出する言葉だ。「不完全」とは完全に対するネガティブな言葉ではなく、完全を目指す途上に立つ、限りなく豊かでやさしい意味をもつ。本展は小沢にとって、関東で開催される久々の大規模個展となる。この機会にぜひ、そのユニークな作品世界に触れていただきたい。

会期:2018年1月6日(土)~2018年2月25日(日)
会場:千葉市美術館
詳細:https://www.japandesign.ne.jp/event/ozawatsuyoshi-ccma/
プレゼント枚数:5組10名
締切:2018年1月4日(木)締め切りました。