第251回 松山真也 (プランナー/デザイナー/エンジニア)

[桐山登士樹の推薦文]

松山真也さんが富山県出身だと聞いて驚き、さらに工学部出身のデザイナーだと知り興味が沸いた。その上、ミラノで魅了された作品「MOMENTum」を制作したKAPPESのメンバーだと知り脳裏に焼き付いた。また、私が毎年4月にミラノで演出・プロデュースしているプロジェクトを影で支えてくれている大切な人だ。

松山さんは、アーティストの作品を支える役割を自らの使命とし、楽しみ、確実に作品に仕上げてくれる確かな存在だ。感動を呼ぶシーンの裏に、彼のようなデザイナーがいることを心強く思う。先月3月3日に富山県美術館を会場に若い世代によるパネルディスカッションを企画していたが、一連のCOVID-19騒動で残念ながら流れてしまった。9月に再度登壇いただけるよう現在調整している。多くの皆さんに松山さんの活動を知ってほしい。

デザインディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

松山真也(プランナー/デザイナー/エンジニア)

松山真也(プランナー/デザイナー/エンジニア)

1978年富山生まれ。2006年よりテクノロジーアートを制作する「MONGOOSE STUDIO」設立。2014年に様々なジャンルのプロが集いアートピースを制作する「KAPPES」として活動をはじめる。2015年にエンジニアリングで問題解決を行う「siro Inc.」を設立し、アイデアからアウトプットまでのすべての工程を主体的に取り組む。デザイナーやアーティストとのコラボレーションも多く、心地よい体験を軽やかに実現する。

https://si-ro.jp/