第222回 根津孝太 (クリエイティブコミュニケーター/デザイナー)

[桐山登士樹の推薦文]

先日、赤毛が印象的な根津孝太さんとお台場のメガウエーブで開催された「自動車文化を語るトークイベント」でご一緒した。最初にお会いしてからだいぶん時間が経過したが、そのユニークな活動やデザインはいつも気になっていた。この人の凄いところは、デザインが好きで好きでたまらないといった情熱がほとばしっているところだ。そして、どんなアイテムでも天才肌の感性でデザインを具現化させている。今回紹介する作品も食い入るように眺めてしまった。現在、私が準備を進めている「素材と対話するアートとデザイン」展に根津さんがデザインした「rimOnO prototype 01」をお借りして、会期途中の12月10日から展示させていただく。先日のトークイベントでも語り合った「楽しいこと」「優しいこと」をどんどん推し進めていただける人だと強く実感した。硬直化しつつあるデザイン界に刺激を送れる人だ。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

根津孝太(クリエイティブコミュニケーター/デザイナー)

根津孝太(クリエイティブコミュニケーター/デザイナー)

1969年東京生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博「i-unit」コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年有限会社znug design設立、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク「zecOO」、やわらかい布製超小型モビリティ「rimOnO」などのプロジェクトを推進する一方、トヨタ自動車コンセプトカー「Camatte」「Setsuna」、ダイハツ工業「COPEN」、THEMOS ケータイマグ「JMY」「JNL」、Afternoon Tea ランチボックス「LUNCH WARE」、タミヤミニ四駆「Astralster」「RAIKIRI」などの開発も手がける。ミラノ Salone del Mobile "Satellite"、パリ Maison et Objet 経済産業省 "JAPAN DESIGN +" など、国内外のデザインイベントで作品を発表。グッドデザイン賞、ドイツ iFデザイン賞、JIDA MUSEUM SELECTION、ほか多数受賞。2014~2016年度 グッドデザイン賞審査委員。

http://www.znug.com/