GS21

2014 / 富士通デザイン株式会社(共同デザイン)

社会基盤の中核を担うプラットフォームでの基幹業務に利用される、メインフレーム装置(大型汎用コンピュータ)。「Made in Japan」のこだわりを感じさせる存在感を持ちながらも、筐体サイズの小型化、軽量化に貢献できるようなデザインを目指した。

折り紙を思わせるような形状の組み合わせにより、外装による構造的強度を確保。スリット部は、「内部への不正なアクセス防止」と「十分な吸気効率」の両立を実現させている。

2014年グッドデザイン賞受賞

山口英文(プロダクトデザイナー)

山口英文(プロダクトデザイナー)

1965年東京生まれ。1990年多摩美術大学卒業後、富士通株式会社デザイン研究所にて情報機器のデザイン開発に従事。その後OUZAK DESIGN勤務を経て、1998年よりフリーランスとして活動を開始。現在、株式会社Caro代表取締役。デザインとは「Dear=親愛なる、あなた」へ向けたメッセージだと考え、「デザインが、どのような気持ちを創り出すか?」をテーマに活動中。情報機器・公共機器のデザインから、食器、ステーショナリー、伝統技術を活かした商品開発まで、幅広い分野の開発に参加。おもな受賞には「Red Dot賞(2012 ドイツ)」、「IF DESIGN AWARD (2016 ドイツ)」、「GERMAN DESIGN AWARD WINNER(2017 ドイツ)」、「グッドデザイン賞」など多数。

www.caroinfo.info