Kichijoji Aqua Illumination 2015

2015 / 吉祥寺イルミネーション実行委員会

吉祥寺駅北口駅前広場におけるインスタレーション。吉祥寺の「包容力」の象徴として、空き地である北口駅前バスロータリーの中洲そのものを空間として立ち上げることを考えた。

単管パイプによる三角錐の集合でつくる、高さ5.2mの立体トラス架構に、三角形の半透明ファブリックを貼った白い巨大なウォールで全長約100mの外周を囲った。ウォールに囲まれた床は白い人工芝で仕上げている。

昼は自然光、夜はLED照明とムービングライト、そして音楽によって染め上げ、空間として浮かび上がらせた。先端には既存街灯と一体化したピラミッドを構築し、「幻の吉祥寺」をプロジェクションにより出現させた。


空間デザイン:川島範久+佐藤桂火 / ARTENVARCH
プロデュース・テクニカルディレクション:遠藤豊 / LUFTZUG
ヴィジュアル:森本晃司
サウンドデザイン:畑中正人

川島範久 + 佐藤桂火(建築家)

川島範久 + 佐藤桂火(建築家)

川島範久
1982年神奈川県生まれ。2005年東京大学卒業。2007年同大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務。2012年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。2014年より、ARTENVARCH共同主宰、東京工業大学助教。2016年東京大学大学院博士課程修了・博士(工学)取得。

佐藤桂火
1982年大分県生まれ。2005年東京大学卒業。2006年東京大学大学院在学中、セント・ルーカス大学交換留学生。2007年同大学大学院修士課程(難波研究室)修了後、平田晃久建築設計事務所勤務。2014年より、ARTENVARCH共同主宰。

ARTENVARCH一級建築士事務所
2014年、川島範久と佐藤桂火の共同主宰により東京に設立されたデザインオフィス。「ARTENVARCH = ART × ENVIRONMENT × ARCHITECTURE」。建築・空間のデザインを中心とし、アートインスタレーション・プロダクトデザインから、企業のデザインコンサルティングまで活動を展開中。

ARTENVARCH一級建築士事務所
http://artenvarch.jp/