第210回 川島範久 + 佐藤桂火 (建築家)

[桐山登士樹の推薦文]

2009年のミラノデザインウィークの「Canon NEOREAL」は、建築家の平田晃久さんに依頼した。その時の担当が佐藤桂火さん、何時もオシャレなシャツを着用していた。建築は解き方に尽きると思っているが、事実そのロジカルな解読は見事であり具現化したインスタレーションは話題となった。あれから5年後に佐藤さんは独立。大学時代の同級生、川島範久さんと共同でARTENVARCH一級建築士事務所を設立した。聞くところによると、佐藤さんと川島さんは徹底的に議論し、答えを見出しているという。そんな中で生まれたAGCのプロジェクトは、特別印象深い仕事だったようだ。若手が活躍するには人材が豊富で分厚い建築界、その中で着実に頭角を表そうとしている。応援しなくては。

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

川島範久 + 佐藤桂火(建築家)

川島範久 + 佐藤桂火(建築家)

川島範久
1982年神奈川県生まれ。2005年東京大学卒業。2007年同大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務。2012年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。2014年より、ARTENVARCH共同主宰、東京工業大学助教。2016年東京大学大学院博士課程修了・博士(工学)取得。

佐藤桂火
1982年大分県生まれ。2005年東京大学卒業。2006年東京大学大学院在学中、セント・ルーカス大学交換留学生。2007年同大学大学院修士課程(難波研究室)修了後、平田晃久建築設計事務所勤務。2014年より、ARTENVARCH共同主宰。

ARTENVARCH一級建築士事務所
2014年、川島範久と佐藤桂火の共同主宰により東京に設立されたデザインオフィス。「ARTENVARCH = ART × ENVIRONMENT × ARCHITECTURE」。建築・空間のデザインを中心とし、アートインスタレーション・プロダクトデザインから、企業のデザインコンサルティングまで活動を展開中。

ARTENVARCH一級建築士事務所
http://artenvarch.jp/