宿り木

2011

宿り木をイメージしたシャンデリア(ヨーロッパやアメリカではクリスマスの日に恋人たちがヤドリギの下でキスをする習慣があり、その二人は永遠に結ばれる言い伝えがあります)。その幸せな雰囲気をシャンデリアに、という想いから制作。照明の制作のテーマである「光を放つものから生まれる影」を意識し、本体と影が1対でひとつの作品です。

岡本友紀(鍛冶職人)

岡本友紀(鍛冶職人)

パリで街に溶け込む鉄製品の美しさに惹かれ、鉄装飾に興味を持ち始める。広島のカフェで出会った鉄製シャンデリアに一目惚れをし作者の鍛冶職人に弟子入りを志願。証券会社の営業担当から一転、鍛冶の世界へ。故師匠の元で10年間修行し、独立。広島のアトリエを拠点にオーダーメイドで照明などのインテリアから大型のオブジェまで様々な作品を手掛け、国内外で活動中。制作活動の他、2011年秋/資生堂(エリクシールシュペリエル)・2013年春/サントリー金麦(広島版)などのCMに出演。重力からの解放を感じさせる軽やかで柔らかな表現で日々、鉄が持つ可能性に挑戦している。

2014/3/5 0:00