都市にひらいていく家

2013 / 個人住宅

「多様化する生活を分解する」
3方をビルや近隣住宅に囲まれた奥行きのある敷地に、不透明な3階建ての家と透明な2階建ての家の2棟が限界まで離されて置かれ、間にできた空間には公園のような庭が広がる。それぞれの棟は各階でスロープで行き来できる。
住宅という機能をそこで行われる生活を微細に見ていくことでパブリックとプライベートな生活に分けていくことが出来る。
住宅での生活はもっと都市に開いていくことができると思うし、都市環境と住宅環境がまじり合い互いに共有することで、境界の無い1日の生活により近づいた建築がつくれるのではないかと思う。

栗原健太郎 + 岩月美穂(建築家)

栗原健太郎 + 岩月美穂(建築家)

栗原健太郎
1977年埼玉県生まれ。2004年から2005年まで石上純也建築設計事務所勤務後、2006年 studio velocity設立。現在、愛知産業大学、豊田工業高等専門学校、愛知工業大学非常勤講師。

岩月美穂
1977年愛知県生まれ。2004年から2005年まで石上純也建築設計事務所勤務後、2006年 studio velocity設立。現在、愛知産業大学、椙山女学園大学非常勤講師。

主な受賞に、AR HOUSE AWARDS 2013 Highly Commended、International Architecture Awards 2011、JCD award 金賞、日本建築学会 東海賞、中部建築賞、愛知住宅賞、SD review2006など。

studio velocity 一級建築士事務所
http://www.studiovelocity.jp/

2013/9/4 0:00