視覚芸術百態:19のテーマによる196の作品

中原浩大《レゴ》1990-91 年 国立国際美術館蔵 中原浩大《レゴ》1990-91 年 国立国際美術館蔵

あらゆる領域において情報が氾濫し、グローバル化と多様化が進む今日では、美術館における収蔵品の展示方法も時代別・地域別という正統な方法が充分には機能しなくなってきている。実際のところ、欧米の現代美術館には、テーマ別で常設展を実施するところも出てきている。

本展では、国立国際美術館のコレクションが19のテーマに分かれて紹介される。テーマとして選ばれたのは、いま改めて考えてみる意義が感じられるトピックで、それらは「作品の要素」と「描写の対象」に大別できる。展示作品は、テーマを象徴する典型的作品から意外に思えるような作品までさまざまで、新収蔵品も約50点含まれている。時代・地域・ジャンルなどの基本的な美術の枠組みを大前提に選ばれているが、多種多様な作品間のつながりが感じとれる組み合わせになっている。この特別な所蔵作品展は、各自が持つ美術についての知識を再確認するにとどまらず、新たな発見があり、美術を見つめ直すきっかけにもなるに違いない。

【関連イベント】
●講演会「作品と類似:コレクション展のキュレーションについて」
講師:中西博之(国立国際美術館主任研究員)
日時:6月2日(土) 14:00~
場所:B1F 講堂
※参加無料、先着130名

●ギャラリー・トーク
日時:6月16日(土) 15:00~
場所:展示室
※参加無料(要観覧券)

●ギャラリー・トーク
日時:6月29日(金) 18:00~
場所:展示室
※参加無料(要観覧券)

開催期間 2018/05/26(土)~2018/07/01(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(金・土は20:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
入場料 一般900円/大学生500円/高校生以下・18歳未満および心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
参加アーティスト バーネット・ニューマン、ピエロ・マンゾーニ、高松次郎、アグネス・マーチン、イミ・クネーベル、五月女哲平、フランク・ステラ、ジョセフ・コスース 他
会場
  • 国立国際美術館
  • 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
会場電話番号 06-6447-4680
会場URL http://www.nmao.go.jp/
詳細URL http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/19200.html