ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ

ヤン・ヴォー《All work》2019年 展示風景画像(第58回ヴェネチア・ビエンナーレ、2019年) Courtesy the artist Photo by Nick Ash ヤン・ヴォー《All work》2019年 展示風景画像(第58回ヴェネチア・ビエンナーレ、2019年)
Courtesy the artist Photo by Nick Ash

※新型コロナウイルス感染拡大防止にともない、会期が延長となりました(主催者発表)

国立国際美術館は、世界で最も注目を集めているアーティスト、ヤン・ヴォーの日本の美術館では初となる個展「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」(読み:ヤン・ヴォー)を開催いたします。ヤン・ヴォーは1975年、ベトナム・バリアに生まれ、現在はベルリンとメキシコ・シティを拠点に世界各地で活躍しています。ヴォーは4歳の時に、父親の手製のボートに乗って家族とともにベトナムから逃れます。海上でデンマークの船に救助され難民キャンプを経てデンマークに移住。コペンハーゲン王立美術学校、フランクフルト(ドイツ)のシュテーデル美術学校で学びました。

ヤン・ヴォーは、彼自身の経験、家族の歴史、社会的あるいは政治的な歴史に彩られたレディ・メイドの物、写真や手紙などの蒐集品、また彼の周辺の大切な人たちの手によるものを取り込みながら作品化します。それらの作品を通じ、アイデンティティ、権力、歴史、覇権主義、エロティシズムといったテーマが直接的にあるいは比喩的に顕れ、鑑賞者にも一つの事物に対して異なる角度からの視線を持つことを誘います。

本展覧会は、世界的に活躍するアーティスト、ヤン・ヴォーの全貌を明らかにする、日本の美術館における待望の初個展で、当館のみの開催となります。ヴォーの師、父親、恋人、ミューズであるヴォーの甥等、ヴォーの周囲の大切な人たちによる作品や、ベトナム戦争を押し進めた米国防長官R.マクナマラの遺族との協働による作品など新作、近作を含め約40点余の作品を展示。ヴォーの卓越した選択眼、組み合わせの妙を存分に堪能いただけます。またヴォーにより丹念に考え抜かれた展示空間への作品配置も見所です。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

開催期間 2020/06/02(火)~2020/10/11(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)※夜間開館は休止
休館日 月曜日、8/11、9/23(ただし、8/10、9/21は開館)
入場料 一般1,200円/大学生700円/高校生以下・18歳未満および心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
参加アーティスト ヤン・ヴォー
会場
  • 国立国際美術館
  • 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
会場電話番号 06-6447-4680
会場URL http://www.nmao.go.jp/
詳細URL http://www.nmao.go.jp/exhibition/2020/danh_vo.html