人・モノ・コトが集まり、つながりが生まれる場所「インテリア ライフスタイル」(1)

人・モノ・コトが集まり、つながりが生まれる場所「インテリア ライフスタイル」(1)

東京から世界へ向けてライフスタイルを提案する、インテリア・デザイン市場のための国際見本市「インテリア ライフスタイル / Interior Lifestyle Tokyo(以下、ILT)」 。国内外のハイエンドなインテリアやデザインアイテム、キーパーソンが結集するILTが、6月14日から6月16日までの3日間にわたって東京ビッグサイトで開催された。

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ILT

3日間の来場者数は、27,573名。出展者数は787社/22カ国・地域(内訳:国内645社/海外142社)となり、大盛況のうちに幕を閉じた。

テーマの「WANTED!」に合わせ、西部劇に出てくる指名手配書のようなポスターが壁に貼られていた

テーマの「WANTED!」に合わせ、西部劇に出てくる指名手配書のようなポスターが壁に貼られていた

さまざまなゾーンが設けられているILTの中で、中心となるアトリウムの今回のテーマは「WANTED!」。出展者によるモノの紹介に加えて、思いや求めていることを表現する場となっていた。本記事ではアトリウムエリアを中心に、いくつかの出展者をフォトレポートする。

山陽製紙(アトリウムゾーン)

山陽製紙が製造する、軽くて丈夫な「電線に巻く工業用再生紙」から生まれた「crep(クレプ)」。ピクニックラグや昼寝に最適なピクニックピローなどの自然を楽しむアイテムを軸に、再生紙の可能性を広げている。

軽くて丈夫なので、持ち運びもしやすいピクニックラグ

軽くて丈夫なので、持ち運びもしやすいピクニックラグ

ディレクションは、橋本崇秀さんと福嶋賢二さんが共同主宰するクリエイティブスタジオ「AZUCHI」が担当。ピクニックラグの新柄のデザインは、テキスタイルデザイナーの氷室友里さんが担当した。福嶋さんは、「ピクニックはもちろん、野外フェスや公園近くの喫茶店などで販売できると、さらに夢が広がりますね」と、話してくれた。また「crep」は、出展している全ブースの中から優れた1社だけに贈られる『Best Buyer’s Choice 2017』を受賞。

(写真左から)山陽製紙・専務の原田千秋さん、山陽製紙・代表取締役社長の原田六次郎さん、福嶋賢二さん、橋本崇秀さん、氷室友里さん

テーブルマット。柄は、ストライプやチェック、リーフ、マグワートの4パターン

テーブルマット。柄は、ストライプやチェック、リーフ、マグワートの4パターン

3min.(アトリウムゾーン)

「3min.(スリーミニッツ)」はその名のとおり、3分間クッキングのように気軽に自分で服を縫うことを提案するブランド。ファッションデザイナーの飛田正浩さん(spoken words project)とテキスタイルメーカーのKOKKAが協同で立ち上げたものだ。できあがった服を買うのではなく、自分でつくる。自分なりのアレンジで料理をするように楽しんでトライしてほしい、という思いから生まれた。

一際さわやかな色合いが目を引いていた、3min.のブース

飛田さんは、「できあがった服を買うのではなくて、自分でつくることでものを大事にする気持ちを培ってもらいたい。はじめは説明通りに縫うだけでも、徐々に自分でこうしたらもっといいかも!というアレンジする気持ちが浮かんでくると思います。生地をまず買ってみて、その切りっぱなしをスカーフとして首に巻くでもいいので、自分の日常に布を取り入れるきっかけになればいいなと思っています」と、話してくれた。

ファッションデザイナーの飛田正浩さん

ファッションデザイナーの飛田正浩さん

DAYS.(TALENTSゾーン)

西尾健史さんによる、空間を中心にデザインする「DAYS.」がはじめて家具を発表。「New action」をテーマに、可動式の家具を提案した。折り畳み可能なハンガーラックやシェルフなど、新しい動作を持ち、家具が現れることで空間の雰囲気も変わるようなコレクション。また、会期中全ブースの中から1組に贈られる、「Young Designers Award」を受賞。

Accordion Rack /Shelf:ただの木の枠組みのようだが、引き出しを置くことで使い方をアレンジできる棚になる

Accordion Rack /Shelf:ただの木の枠組みのようだが、引き出しを置くことで使い方をアレンジできる棚になる

いい意味で形が決まらないような家具のあり方を探っているという「DAYS.」の西尾健史さん。居場所やサイズが可変できる家具が存在することで、暮らしの中にふわっと風が吹くような軽やかさを感じてほしいと話していた。

手に持っているのは、ユニークな形のブランド紹介ツール

デザイナーの西尾健史さん。手に持っているのは、ユニークな形のブランド紹介ツール

ウサギノネドコ(アトリウムゾーン)

京都を拠点に“自然の造形美”を伝える「ウサギノネドコ」。植物の美しい瞬間を4cm角のアクリルキューブに封入した「Sola cube」は、ふだん何気なく見ている植物の種や実、花の繊細な表情を切り取っている。インテリアやギフトとして贈りたい・贈られたいプロダクトだ。

壁一面に展示された「Sola cube」がとても魅力的なブースだった

壁一面に展示された「Sola cube」がきらきらと光り、とても魅力的なブースだった

「何の種だろう?」「何の花だろう?」と想像力をかきたてられる

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