氷室友里(テキスタイルデザイナー)
日本とフィンランドでテキスタイルを学び、活動しているテキスタイルデザイナー。人と布との関わりを通して、日々に驚きや楽しさ、豊かさをもたらすことをテーマにテキスタイルブランドYURI HIMUROを立ち上げ、オリジナル作品の開発や空間演出、企業へのデザイン提供などを行う。ミラノサローネをはじめ、パリ、台北、上海、エルサレムなど様々な国で作品発表を行い、国内外に活動の幅を広げている。2018 Salone Satellite Award - THIRD PRIZE、2021 Maison&Objet Riging Talent Award等、受賞多数。東京造形大学非常勤講師。
手法が成熟しているテキスタイル界に挑む氷室友里さん。日々に驚きや楽しさ、豊かさをもたらすことをテーマにお仕事をされている。これまで氷室さんのデザインをミラノや東京で拝見してきたが、何時も新鮮な驚きがある。テキスタイルの概念を変える、拡げる挑戦者である。
なかでも「SNIP SNAP series」には驚かされた。縦糸と横糸をこんなに自由に、そして豊かな表現を与えられるなんて想像すらできなかった。現在、今秋のローンチに向けて、氷室さんに参画いただいている新ブランドを仕立て中。その際にさらに成長した氷室さんの世界をお届けできるだろう。
桐山登士樹(デザインディレクター)
デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。