山を散策中に、ふとおもしろい形やハッとするくらいきれいな植物を見かけたことはありませんか？「IN THE FOREST」は、登山中に見つけた植物の形をモチーフにしたアクセサリーシリーズ。葉や花、枝など植物が持つ自然のラインや形をシンプルな形状に落とし込まれています。

このアクセサリーは、宮田有理さんのブランド「YURI MIYATA」によるもの。もともと大学ではセラミックデザインを学んでいたという宮田さん。卒業後に洋食器会社に形状デザイナーとして5年間勤務し、退社後の2015年頃から自然をモチーフにしたアクセサリーの制作を始めました。そのきっかけは、6年前にはじめて富士山に登って以降、少しずつ山に行くようになったことから。街では見かけない植物のフォルムにどうしようもなく魅力を感じるようになり、それらをモチーフにしたアクセサリーの制作をはじめたそう。

山の魅力についてお聞きすると、「山頂の景色や、景色が一気に開ける森林限界はもちろんですが、湿度の高い森の中を歩いている時が山と同化しているような感覚があり、歩いていてとても気持ちがよくて好きなところです。登山中に疲れて視線を落とすと、足元は緑の苔で覆われて、あちらこちらに息づく小さな植物で賑わっています。疲れた時はそれらに癒されながら登っています」と、話してくれました。