構想13年、藤森照信が手がけた宿泊施設「小泊Fuji」が開業へ

構想13年、藤森照信が手がけた宿泊施設「小泊Fuji」が開業へ

建築家・藤森照信が日本で初めて手がけた宿泊施設「小泊Fuji」が、2023年8月20日に開業を迎えた。

「小泊Fuji」が位置するのは長野県と山梨県の境にある、長野県諏訪郡富士見町。周囲を田んぼに囲まれ、南アルプスや八ヶ岳、富士山を望むことができる。設計と家具のデザインを藤森が担当し、建物は桜の木が植えられた銅板の屋根と、焼杉の板で覆われた外壁が印象的だ。

「いのちの中で呼吸する」をコンセプトに掲げ、「人と自然が織りなす里山の風景に、ゆっくりと心を満たす滞在」を提供する同施設。宿泊は1日1組限定で、施設スタッフも常駐しないため、完全プライベートな空間を楽しむことができる。また、今後は敷地内の田んぼを復活させ、植樹をおこない、宿自体が周囲の環境に溶け込んでいくように変化し続けるという。

https://kodomari-fuji.jp/