PARTY伊藤直樹が2023年開校予定の「神山まるごと高専」のカリキュラムディレクターに就任

PARTY伊藤直樹が2023年開校予定の「神山まるごと高専」のカリキュラムディレクターに就任

2023年4月に開校予定の「神山まるごと高専」のカリキュラムディレクターに、クリエイティブ集団PARTY代表の伊藤直樹が就任した。

「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」をミッションに掲げ、テクノロジーとデザインを掛け合わせたものづくり教育と社会への発信を同時に学ぶことができる「神山まるごと高専」。従来の技術系教育が中心の高専とは異なり、プログラミングを中心としたテクノロジー教育や、UI/UX、建築、現代アートなどに関連したデザイン教育、起業家精神を育成する教育などの、独自のカリキュラムを提供する学校として、2021年10月の文部科学省への設置認可申請に向けて開校準備が進められている。

このほどカリキュラムディレクターへの就任が決定した伊藤氏は、2012年より京都芸術大学情報デザイン学科にて教鞭をとっており、社会を動かす人材育成のために、早期のデザインとテクノロジー教育の必要性を感じる中で、神山まるごと高専の思想に共感したことから参画が決定した。

カリキュラムディレクター就任にあたって伊藤氏は、自身も教鞭をとるほか、学びの中核であるカリキュラムの監修をはじめ、神山まるごと高専の育成する人材像である「モノをつくる力で、コトを起こす人」の実現に必要なカリキュラム構想「神山サークル」を作成し、開校に向けた具体家とともに構想のアップデートに臨む。

以下、伊藤氏によるコメント。

「2030年の日本を想像してみると、副業は当たり前。フリーランスも増大。リモートワークもさらに加速し、地方移住なども進んでいると思います。シェアリングエコノミーも成長し、スマートシティもどこかに出来ているかもしれません。

そんな社会を想定して、子供たちには、まず言葉・数字・絵・プログラミングの4つの能力を鍛えることで“モノをつくる力”を身に着けてほしいと考えています。その上で、起業家精神を身に着け、みずから世の中で“コトを起こす人”になってほしいと考えています。

卒業後の進路は、起業が4割。大学編入・海外留学が3割。就職が3割を想定しています。15歳から20歳になるまで5年間かけて全寮制でじっくり学べることは、とても価値があることだと思います。この学校では文系・理系を選択する必要もありません。言うならば、美大と工業大学とMBAがひとつになったような、これまでにない、まったく新しいタイプの学校にしたいと考えます。起業家、デザイナー、エンジニア、そして教育のプロフェッショナルが一丸となって、日本を変えてくれる人材を本気で育てたいと思います。」

https://kamiyama-marugoto.com/