千葉大学が工学部100周年を機に、「千葉大学墨田サテライトキャンパス」を4月1日開設

千葉大学が工学部100周年を機に、「千葉大学墨田サテライトキャンパス」を4月1日開設

千葉大学が工学部100周年を機に教育・研究のさらなる発展を目指し、2021年4月1日に「千葉大学墨田サテライトキャンパス」を東京都墨田区に開設する。

1921年に設置された東京高等工芸学校を礎に、技術と人間生活の接点を担う分野で多くの人材を輩出してきた千葉大学工学部。100周年を機に、これまでのデザイン、建築、イメージングに、ランドスケープ(園芸学)や予防医学などの分野も加わり、工学から全学へと教育・研究を拡張する。

墨田区と千葉大学は2017年3月に包括的連携に関する協定書を締結し、墨田区でのキャンパス開設の準備を行ってきた。「千葉大学墨田サテライトキャンパス」は、技術開発支援やものづくり研究など、地元企業の経営・技術支援の拠点だったすみだ中小企業センターを改修し、その施設を千葉大学が賃借するという。大型施設の自治体からの借用は、千葉大学では初めての試み。

同キャンパスは建物全体が実証実験空間となり、地下1階から地上2階は地域に開放するエリアで、地域の人々が大学の取り組みを身近に感じることができる環境を構築する。地上3階から5階の大学専用エリアではクリエイティブな教育研究が展開される。

https://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/0312_sumida.html