東京藝術大学に2019年4月からゲームコースを新設、ゲームを中心とした制作・研究などを行う
東京藝術大学では2019年4月から、大学院映像研究科に、ゲームを中心とした制作・研究などを行うことができる2年間のコース(ゲームコース)を新たに開設する。
同コースでは、ゲームを芸術の一分野として捉え、研究や作品制作を通して、ゲームの可能性や映像表現のフィールドを広げることに貢献することを目指している。 アニメーション専攻およびメディア映像専攻の2年間のコースとして設置され、ゲームに関連するさまざまな講義や演習が行われるほか、修了制作・研究として、学生自らがゲーム作品の制作・研究を行う。
映像研究科では、「日米ゲームクリエイション共同プログラム-メディア革新時代の新しいアーティスト育成-」が、文部科学省平成30年度「大学の世界展開力強化事業~米国等との大学間交流形成支援~」に選定された。それを受け、今後ゲームコースでは、全米1位のゲーム教育の実績を持つ、南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学部インタラクティブメディア&ゲーム学科、メディアアート+プラクティス学科との共通授業や、USC教員による作品指導、学生のコラボレーションなどを5年間継続して行っていく予定だ。
また、世界的なゲーム企業である株式会社スクウェア・エニックスをはじめとするゲーム産業界とのコネクションをより強固にし、産業界からの講師派遣や、ゲーム分野にとどまらない他分野との共同研究など、産学協同を積極的に推進し、社会に貢献する人材の教育や研究を行っていく。