毛利悠子にとって美術館での初個展、「毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする」が十和田市現代美術館で10月27日から開催
アーティスト・毛利悠子が、世界初の美術館での個展「毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする」を、十和田市現代美術館で2018年10月27日から2019年3月24日まで開催する。
毛利悠子は、展示空間全体を作品に変える「インスタレーション」という手法で創作活動を行ってきた。その作品はハタキやスプーン、空き缶など、私たちが日常生活で目にするものを使い、電気や磁力、空気の動きなど、普段は目に見えないエネルギーの存在を明るみに出す。不思議な動きを見せる毛利の作品に接すると、まるで物たちが生き物のように呼吸をしているような、時には人間を超越した大きな力がその物たちに触れているような、そんな感覚に陥る。
同展では、アンモナイトからケーブルのより線など、さまざまなレベルで見られる渦や回転、あるいは螺旋の運動からインスピレーションを得て、音響を使った大規模な新作彫刻が展示される。それは天体の運行という大きな力や、社会が大きく動いていく時の様相をも象徴的に表している。ほかにも、映像、版画、そして現場の中に即興で生み出されるインスタレーションを通し、国内外で多くの観客を魅了してきた毛利悠子の芸術世界を堪能できるイベントだ。
http://towadaartcenter.com/exhibitions/however-you-should-not-ignore-friction-and-resistance/