かみめがね

2006 / 福永紙工株式会社

「紙で道具を作る」というテーマの展覧会に合わせて開発した商品。無数にあいた小さな穴から覗くことでピンホール効果を生み出し、若干の視力の補正をすることができる。

このアイデアを出展者に相談していた際、ドリルデザインの林さんに「メガネはつるの部分を固定しないとかけずらい」とアドバイスをいただき、その部分のディテールの試作をとにかくたくさんつくったのが思い出。自身初のプロダクトデザイン。

三星安澄(グラフィックデザイナー/昭和女子大学特命講師)

三星安澄(グラフィックデザイナー/昭和女子大学特命講師)

1980年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。在学中から美術家・野老朝雄に師事。卒業と同時に独立し三星デザインを設立。グラフィックからプロダクトの領域にてデザイン活動をおこなう。古書店「国立本店」、紙雑貨店「西荻紙店」などの店舗経営に携わる傍ら、企業のブランディングや商品開発をおこなう。2020年より昭和女子大学環境デザイン学科特命講師。近年は大学での研究制作と現場でのデザイン制作のふたつの界を繋げるような活動に重心をおいている。

https://mitzboshi.com/

2024/3/20 12:45