富山デザインコンペティションの2019年の審査会で知り合った進藤篤さん。昨年開催されたデザインイベント「DESIGNART」にて展示した作品「BLINK」のデザイナーだ。東京ミッドタウンの展示をご覧になった方も多いと思うが、多くのデザインの中でも印象に残った。富山の素材である「ガラス」「岩崎石」「ヘチマ」の3つの素材を匠に料理していた。
31歳という若さで、この手慣れたデザインは?と、不思議に思ったが、他の作品を眺めているうちに私なりに理解が進んだ。それは、「使われるシーン」と「使うターゲット」が鮮明だからだ。エシカル志向の自然体を好む層にヒットする。選ばれた逸品として存在感を放つ。それは決して高価な素材で無くても成立することを教えてくれる。
デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。
1991年生まれ。東京藝術大学大学院デザイン専攻過程修了。インテリアデザイナーとしてホテル・オフィス・商業空間等のデザインに携わる。個人プロジェクトでは、より無垢な眼差しを起点に、空間・インテリアオブジェクト・アート作品等、多岐にわたる作品を発表。日常にある物事を捉え直し、素材の新たな可能性や、根源的な美を探る。 https://www.atsushishindo.com
富山デザインコンペティションの2019年の審査会で知り合った進藤篤さん。昨年開催されたデザインイベント「DESIGNART」にて展示した作品「BLINK」のデザイナーだ。東京ミッドタウンの展示をご覧になった方も多いと思うが、多くのデザインの中でも印象に残った。富山の素材である「ガラス」「岩崎石」「ヘチマ」の3つの素材を匠に料理していた。
31歳という若さで、この手慣れたデザインは?と、不思議に思ったが、他の作品を眺めているうちに私なりに理解が進んだ。それは、「使われるシーン」と「使うターゲット」が鮮明だからだ。エシカル志向の自然体を好む層にヒットする。選ばれた逸品として存在感を放つ。それは決して高価な素材で無くても成立することを教えてくれる。
桐山登士樹(デザインディレクター)
デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。