三沢紫乃(アートディレクター/デザイナー)
宮城県仙台市生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業後、株式会社ノエビア商品企画部デザイナー、佐藤卓デザイン事務所デザイナーを経て、2012年hanauta works(ハナウタワークス)独立創業。グラフィックデザインを基軸に、企画からディレクション、プロダクトデザイン、空間デザイン、ブックデザイン、テレビ番組の文字デザインなど、仕事は多岐にわたる。千葉大学工学部総合工学科デザインコース非常勤講師。おもな受賞歴に「東京ADC 原弘賞」など。
http://www.hanauta-works.jp
今月紹介する方は、グラフィックデザイナーの三沢紫乃さん。残念ながらまだ一度もお会いしたことがありません。喜ばしいことにこのコーナーは多くの方に見ていただいており、クライアントがクリエイターを発見する際の機会にもなっているようで、基本はお会いして自分なりの理解ができないと責任を持って紹介できませんが、コロナ禍では難しく、過去にも一人二人同様のケースがありました。
佐藤卓さんの事務所に長く在籍していた三沢さん。佐藤さんの事務所にも何度か伺ったことはありますが、お会いする機会はありませんでした。当時の銀座一丁目のビルで、ドアを開くと床屋さんの専用椅子が置かれていたのを懐かしく思います。
さて本題に戻り、三沢さんはとても几帳面でユーモアのある方とお見受けしました。そして突出しているのが、色彩バランス。これまでのデザインを拝見すると構図を考えて描ける人で、そのためデザインに無理なくストーリーが生まれているようです。女性の心をくすぐる表現が上手いことも特徴です。
桐山登士樹(デザインディレクター)
デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。