Wireless Surveillance Camera

2015 / 三菱電機株式会社

屋外でのスポーツ大会やコンサートなど、短期間のイベントにおける映像監視システムのための、仮設型セキュリティカメラ。 マルチホップ方式で映像を伝送する無線通信機能とバッテリーを本体に備えることで、これまで課題であった電源や回線の敷設が不要となり、簡単に複数台のカメラによるセキュリティ環境をつくることができます。

屋外環境における景観との関係性と、犯罪の抑止力となる存在感のバランスを考えデザインを検討。バッテリーなど、重量のある部品をベース部にレイアウトすることで安定性を高め、また保管・輸送時にはコンパクトにスタッキングが可能な構成となっています。

テロや犯罪への脅威・不安感が高まる中、大勢の人々が集まるシーンでの映像監視によるセキュリティレベルの向上を目指しています。

松山祥樹(プロダクトデザイナー)

松山祥樹(プロダクトデザイナー)

1987年生まれ。2012年より三菱電機株式会社デザイン研究所にてプロダクトデザイン業務に従事。公共機器や家電製品から、途上国の暮らしや社会に向けたソリューションデザインまで、多様な領域の研究開発に取り組んでいる。また、並行して行う個人の活動では、伝統工芸や生活雑貨から実験的な自主プロジェクトまで、国内外でさまざまなプロジェクトを発表。LG mobile design competition(Gold Prize)、富山プロダクトデザインコンペティション(グランプリ)、Lexus Design Award 2014(Winner)、 グッドデザイン賞などを受賞。

http://yoshikimatsuyama.com/

2018/8/27 10:57