第221回 ナカジマミカ (デザイナー/デザインディレクター)

[桐山登士樹の推薦文]

前回同様、ナカジマミカさんにはお会いしたことがない。しかし、このところ伝産協会絡みでお名前はお聞きしていた。また、東京国際展示場等々でニアミスが続き、お会いする機会を失くしていた。ナカジマさんは、シャープのインハウスデザイナーとして調理家電などのデザインで活躍。こうした経験は現場の治め方に生かされている。色使いや形の造形に女性デザイナーならではのセンスが漂う。こういうツボを心得ている方は貴重だ。今年度のGマークを受賞した「Robot Walker RT2」は、気軽に使える歩行器として使用され愛される商品となるだろう。独立5年が過ぎ、自然体でデザインを実践できる環境が整いつつあるように感じる。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

ナカジマミカ(デザイナー/デザインディレクター)

ナカジマミカ(デザイナー/デザインディレクター)

京都生まれ。京都市立芸術大学プロダクトデザイン科卒業後、シャープ株式会社入社。「ヘルシオ」「プラズマクラスターイオン」商品などの生活家電を手がけ、2011年に退社。京都に戻り、翌年「Design*Magica」設立。伝統技術を日用品に活かしたい、さまざまな素材や技術と関わりたいとの思いから、おもに関西の地域産業や伝統工芸のデザイン、ブランド化に関わる。近年、その重要性を感じ、介護ロボット機器にも携わるようになる。「作品」ではなく「商品」としてのデザインを心がけ、ブランド立ち上げ、商品開発、展示会ディスプレイまで一気通貫で企業と関わっている。

www.design-magica.com/