第204回 鶴本晶子 (ブランドマネージャー)

[桐山登士樹の推薦文]

ミラノサローネ期間中の4月15日、ライフスタイルショップで知られるロッサーナ・オルランディーは国内外から押し寄せる人で溢れかえっていた。なかでも輝きを放っていたのが「NAGAE+」のコーナーに立つ鶴本晶子女史である。この期間中にロッサーナで一番の売り上げを上げているのは、鶴本さんが自らデザインしたブレスレット。時に肝っ玉母さん、時に少女のような繊細な乙女、そのバイオリズムは知る人ぞ知る存在。この人、時代の嗅覚をかぎ分ける力は抜きに出たものがある。目利きとしても立てる人である。前職の「SUSgallery」から「NAGAE+」に転職し、同時に任される範囲も格段にシビアになった。しかし、人一倍熱い心と給水と称した呑み会、周りを囲む友人達がいれば生きていけるタイプ。女子デザイナーおよび女子ブランドマネージャーの鑑となっていただきたいものだ。こうした日常(環境)から生まれ出る商品企画も斬新である。

designディレクター桐山登士樹

桐山登士樹

デザインディレクター

デザインの可能性を探っていきたい。そんなことを考えて30年。さまざまなプロジェクトを通じて、デザインの力をアピールしています。

鶴本晶子(ブランドマネージャー)

鶴本晶子(ブランドマネージャー)

女子美術短期大学卒業後、ニューヨークと東京を拠点に、現代美術家コラボレーターとして作品制作やマネージメント、企画に携わる。2007年から2014年まで「SUSgalleryブランド」マネージング&クリエイティブディレクターとして、世界的に例を見ないチタンハイエンドテーブルウエアー「SUSgallery真空チタンカップ」のブランディング、商品開発、製造管理から流通開発までをトータルで行い、日本国内のテーブルウエアブランド、一流流通を作り上げる。2015年より高岡の株式会社ナガエを母体とする「NAGAE+」の取締役ブランドマネージャーに就任し、高岡の脈々と受け継がれて来た金属加工技術を軸に、メイドインジャパンのプラットホームブランド創りをスタートさせる。

http://nagae-plus.com/jp/