横山裕一「絵の具芸」

courtesy of NANZUKA
漫画家、イラストレーター・横山裕一の個展「絵の具芸」が、NANZUKAで開催される。同展は、横山が大学卒業後に描いた初期作品を中心に構成する回顧展だ。
横山裕一は1967年宮崎県生まれ、1990年に武蔵野美術大学油科を卒業、1995年より漫画家としてデビューした。これまで『ニュー土木』や『トラベル』、『アウトドアー』など多数の漫画本を出版している。漫画のみならず、そのカラフルなペインティングやドローイングを愛するファンは数多く、これまでに「横山裕一 ネオ漫画の全記録:わたしは時間を描いている」や「これがそれだがふれてみよ」、「世界が妙だ!立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」と多数の美術館で展覧会を開催するなど、現代アートの文脈でも高い評価を受けている。
同展は、横山が90年代初~後半にかけて描いた板絵から構成される。横山は当時、それらの作品を描いて公募展に応募するも、落選が続く日々を過ごしていた。“一番安い素材”だった薄いベニア板に描かれている作品について、横山はインタビューで「絵画はもう終わりだと思い、かなり追い詰められていた。9回裏5点差くらいの感じ」と自虐的に回想しているが、25年の時を経た今、当時見向きもされなかった作品が放っている輝きに驚かされることだろう。
開催期間 |
2017/02/18(土)~2017/04/01(土) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日曜日、月曜日、祝日 |
入場料 | 詳細は公式ホームページをご覧ください |
参加アーティスト | 横山裕一 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-3400-0075 |
会場URL | http://nug.jp/ |
詳細URL | http://nug.jp/jp/exhibition/2017yuichiYokoyama.html |