ダニエル・アーシャム “Architecture Anomalies”

アメリカ人アーティスト、ダニエル・アーシャムの新作個展「Architecture Anomalies(アーキテクチャー・アノマリーズ)」が、東京・渋谷のNANZUKAで開催される。
アーシャムは、1980年アメリカのオハイオ州で生まれ、現在はNYで活動をしているアーティスト。作品は、「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)というコンセプトに基づいた立体作品、ペインティング、インスタレーション、そしてパフォーマンスなどと多岐にわたる。また、近年アーシャムは映像作品の制作にも精力的に力を入れており、「Future Relic」と題した短編映画のシリーズを発表している。
本展はそのタイトルの通り、「科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む構造」をテーマとした、アーシャムの新作から構成される。2017年のモスクワビエンナーレにおける個展「Moving Architecture」では、本展のシリーズを象徴する巨大な彫刻インスタレーションを発表し、大きな話題となった。
アーシャムは、常に新しい素材の探求と実験を繰り返しながら、非現実を生み出すための装置を探し続けている。こうした探求は、建築プロジェクトユニット、スナーキテクチャーの共同主催者としても活動するアーシャムの建築と環境(地学)への関心に基づく。どこにも辿り着くことのない階段、人工的構造物を覆い尽くす樹木など、困惑させられたり、困惑することを期待したりする空間や時間をアーシャムは注意深く発見し、作品へと還元する。
本展は、浸食した壁、壁と同化した布、身体性を連想させるだけの布といったインスタレーション作品を中心に構成されている。こうした作品たちは、空間とアート作品との関係性、私たちの視覚認識と身体感覚との関係性といったテーマに対するアーシャムの関心と研究を反映している。
開催期間 |
2018/05/23(水)~2018/06/30(土) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日曜日、月曜日、祝日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | ダニエル・アーシャム |
会場 |
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会場電話番号 | 03-3400-0075 |
会場URL | http://nug.jp/ |
詳細URL | http://www.nug.jp/jp/exhibition/2018danielArsham.html |