杉浦非水 時代をひらくデザイン

東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通 昭和2年(1927) 愛媛県美術館 東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通 昭和2年(1927) 愛媛県美術館

東京・墨田区のたばこと塩の博物館にて、「杉浦非水 時代をひらくデザイン」が11月14日まで開催します。

日本におけるモダンデザインのパイオニアとして知られる杉浦非水(1876~1965年)は愛媛県松山市に生まれました。東京美術学校入学後は円山派の川端玉章に師事して日本画を学んでいましたが、在学中に、フランス帰りの洋画家・黒田清輝がもたらしたアール・ヌーヴォー様式の図案に魅せられたことで、図案家としての道を進むことになりました。

非水は明治41年(1908)に三越呉服店の嘱託となり、その後図案部初代主任をつとめ、昭和9年(1934)に退社するまで足かけ27年にわたって同店のポスターやPR誌表紙などのデザインを一手に担いました。三越以外にもさまざまな企業のポスターやたばこの「響」「光」といったパッケージなどを手がけ、非水の単なる「宣伝」の枠を超えた図案家としての幅広い活動から生み出された作品の数々は、現在でいう「グラフィックデザイン」の原点といえます。

本展覧会は4章で構成、非水の故郷にある愛媛県美術館所蔵のコレクションを中心に、ポスター、装丁、雑誌表紙、パッケージデザイン、図案集などの代表作はもちろん、彼の創作の背景を知るためのスケッチ、写真、遺愛の品々もご紹介します。東京美術学校時代の作品から晩年のデザインまで、前後期合わせて約300点を展示し、非水の足跡をたどります。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2021/09/11(土)~2021/11/14(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし9/20は開館)、9/21
入場料 一般・大学生 100円/小・中・高校生・満65歳以上の方 50円/障がい者の方は障がい者手帳などを提示で付き添いの方1名まで無料
参加アーティスト 杉浦非水
会場
  • たばこと塩の博物館
  • 2F 特別展示室
  • 東京都墨田区横川1-16-3
お問い合わせ 03-3622-8801
会場URL https://www.tabashio.jp
詳細URL https://www.tabashio.jp/exhibition/2021/2109sep/index.html