伝統のメタボリズム~様式の変容~

SHUTLオープニング展示シリーズ 第2期

伝統のメタボリズム~様式の変容~

東京のSHUTLにて、「伝統のメタボリズム~様式の変容~」が2023年12月15日から2024年1月21日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

「伝統のメタボリズム~様式の変容~」展では古来から引き継がれている「様式」が残る日本画と陶芸というジャンルに身を置きながら、オリジナルの視点で挑戦と応答を続ける2名のアーティストを紹介する。

「様式」という言葉は、「生活様式(ライフスタイル)」などのように、ある範囲の事物・事柄に共通している一定の型・方法の定型的なあり方を指すものとして一般的に使用されている。芸術領域においては、多種多様なマテリアルから派生する手法やそこに宿る作り手の思想が、「様式」として確立されている。

この「様式」は、新しいアイデアや技術の導入、異なる文化や哲学との交流、そして新しい価値観の流入によって常に変容し続ける。このような変化と発展は、芸術の多様性と豊かさを育み、新たな表現の可能性を開拓する原動力となる。

今となっては当たり前になっている技法や思想は、生まれた当初は最先端であったものが、更新され続け「様式」となっている。「コミュニケーション」によって過去の価値観と既存の価値観が混ざり、その技法や思想が変容され様式化していくその流れはまさに、伝統のメタボリズム(新陳代謝)と言えるのではないだろうか。

1987年に生まれ、京都を拠点に活動、素材や流派の様式といった伝統的な「日本の絵画」に新しい技法を加えることによってその可能性を追求している品川亮。

1996年タイで生まれ、現在は京都を拠点に器物作品とそれらを用いたインスタレーション作品の制作を通じて「工芸とアート」の関わりについて言及する野田ジャスミン。

「様式」という伝統に自らの思想を重ねて様式そのものを更新する、まさに「伝統のメタボリズム」を体現する新進気鋭の作家たちがテーマに応答した作品を発表する。

開催期間 2023/12/15(金)~2024/01/21(日)
※イベント会期は終了しました
時間 13:00~19:00
休館日 火曜日、水曜日、12/26~2024/1/4
入場料 無料
参加アーティスト 品川亮、野田ジャスミン
会場
  • SHUTL
  • 東京都中央区築地4-1-8
会場URL https://shutl.shochiku.co.jp/
詳細URL https://shutl.shochiku.co.jp/exhibition/metabolismoftradition04/