宮島達男は、LED(発光ダイオード)のデジタル・カウンターを使用した作品で高く評価され、世界で活躍する現代美術作家です。1980年代より宮島は、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、これまで30ヵ国250ヶ所以上で作品を発表してきました。作品のモチーフであるデジタル数字は命の輝きをあらわし、0が表示されず1から9の変化を永遠に繰り返すことで、人間にとって普遍的な問題である「生」と「死」の循環を、見る者に想像させます。
本展は千葉市美術館の開館25周年記念として、首都圏の美術館では12年ぶりに開催される大規模な個展です。1996年の開館記念展「Tranquility—静謐」に出品された《地の天》の制作だけでなく、パフォーマンスの再開、世界各地で参加者と協同で行われる「時の蘇生・柿の木プロジェクト」の始動など、1995年は重要な転換期にあたります。本展は1995年を起点とし、時間と空間に深く関わる作品表現の本質に、「クロニクル(年代記)」というテーマから迫ろうとする展覧会です。LED作品、パフォーマンス映像、プロジェクトを軸とする作品のヴァリエーションは、四半世紀の複層的な展開を感じさせるとともに、世界の不確定性に作家が全身全霊をかけ、身体と感性を対峙させてきた事実が伝わるはずです。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●講演会「四半世紀、これまでとこれから」
日時:10月10日(土) 14:00~(13:30開場予定)
講師:宮島達男
会場:11F 講堂
定員:先着80名(当日12:00より1階にて整理券配布)
参加費:聴講無料(要展覧会チケット)
●担当学芸員によるギャラリートーク
日時:10月14日(水) 14:00~
講師:森啓輔(千葉市美術館 学芸員)
会場:8F 展示室
参加費:聴講無料(要展覧会チケット)
●アーティストトーク「脳科学とアートの出会い」
日時:11月3日(火・祝) 14:00~(13:30開場予定)
講師:宮島達男、中野信子(脳科学者)
会場:11F 講堂
定員:先着80名(当日12:00より1階にて整理券配布)
参加費:聴講無料(要展覧会チケット)
開催期間 |
2020/09/19(土)~2020/12/13(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金・土は20:00まで/入場受付は閉館30分前まで) |
休館日 | 10/5、10/19、11/2、11/16、12/7 |
入場料 | 一般1,200円/大学生700円/小・中学生、高校生無料 |
参加アーティスト | 宮島達男 |
会場 |
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会場電話番号 | 043-221-2311 |
会場URL | https://www.ccma-net.jp/ |
詳細URL | https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/tatsuo-miyajima/ |