東京の森美術館にて、「ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」が2025年1月19日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀を代表する最も重要なアーティストの一人です。70年にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、さまざまなメディアを用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求しました。そして、対極にあるこれらの概念を比類なき造形力によって作品の中に共存させてきました。
ブルジョワの芸術は、主に自身が幼少期に経験した、複雑で、ときにトラウマ的な出来事をインスピレーションの源としています。彼女は記憶や感情を呼び起こすことで普遍的なモチーフへと昇華させ、希望と恐怖、不安と安らぎ、罪悪感と償い、緊張と解放といった相反する感情や心理状態を表現しました。また、セクシュアリティやジェンダー、身体をモチーフにしたパフォーマンスや彫刻は、フェミニズムの文脈でも高く評価されてきました。
さまざまなアーティストに多大な影響を与えているブルジョワの芸術は、現在も世界の主要美術館で展示され続けています。日本では27年ぶり、また国内最大規模の個展となる本展では、100点を超える作品群を、3章構成で紹介し、その活動の全貌に迫ります。
本展の副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」はハンカチに刺繍で言葉を綴った晩年の作品からの引用です。この言葉は、ブルジョワの感情のゆらぎや両義性を暗示しつつ、ブラックユーモアのセンスをも感じさせます。自らを逆境を生き抜いた「サバイバー」だと考えていたルイーズ・ブルジョワ。生きることへの強い意志を表現するその作品群は、戦争や自然災害、病気など、人類が直面する、ときに「地獄」のような苦しみを克服するヒントを与えてくれることでしょう。
【関連イベント】
●ギャラリートーク
日時:11月13日(水)、11月20日(水)、12月18日(水) 各日19:00~20:00
※11/13は英語のみ
会場:森美術館展示室内
定員:15名
料金:無料(ただし、当日有効の森美術館の展覧会チケットが必要)
※申込不要、当日先着順
●トークセッション「ルイーズについて語ろう:美術史家編」
日時:11月29日(金) 18:30~20:00(開場:18:15)
出演:江崎聡子(聖学院大学人文学部准教授)、木水千里(フェリス女学院大学国際交流学部准教授)
聞き手:椿玲子(森美術館キュレーター)、矢作学(森美術館アソシエイト・キュレーター)
会場:森美術館オーディトリアム
定員:70名(要予約、先着順)
料金:無料(ただし、当日有効の森美術館の展覧会チケットが必要)
※日本語のみ、手話同時通訳付
●耳でみるアート
日時:2025年1月11日(土) 10:30~12:00(受付10:15~10:25)
会場:森美術館展示室内
定員:6名(要予約)
料金:無料(ただし、当日有効の森美術館の展覧会チケットが必要)
※障がい者手帳を持参の方と介助者1名はチケット不要(入館無料)
●手話ツアー
日時:2025年1月11日(土) 14:30~16:00
会場:森美術館展示室内
定員:10名(要予約)
料金:無料(ただし、当日有効の本展覧会チケットが必要)
※障がい者手帳を持参の方と介助者1名はチケット不要(入館無料)
開催期間 | 2024/09/25(水)~2025/01/19(日) |
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時間 | 10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで、12/24・12/31は22:00まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 会期中無休 |
入場料 | 一般2,000円/学生(高校・大学生)1,400円/子供(中学生以下)無料/シニア(65歳以上)1,700円(平日料金/窓口料金) |
参加アーティスト | ルイーズ・ブルジョワ |
会場 |
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お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.mori.art.museum/jp/ |
詳細URL | https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/bourgeois/index.html |