市野雅彦展-土のおもむくまま-

市野雅彦は、古窯丹波焼の伝統を受け継ぐ茶陶の家に生まれ、1995年には最年少の34歳で日本陶芸展最優秀作品賞を受賞し、35年間にわたり丹波焼のイメージを刷新するような大胆で精緻な造形作品を制作してきた。
市野の作品は、端正な線刻技法や象眼技法を生かしたシャープなイメージのものから、有機的なかたちの土塊のような作品まで多様なスタイルがある。いずれの作品にも丹波の土と釉薬、焼成方法、風土に学んだ精神が息づいている。市野は若き日の修行時代に京都で日々土づくりを行った経験から、丹波に帰ってからも土を集め、現在100トンにもなるコレクションがある。土に宿る自然の生命力を生かし、それぞれの個性、魅力を伝え、日々の暮らの中から生まれてくるようなモノづくりを行いたいと考えている。その造形は大らかで柔らか味があり、どこかユーモラスでチャーミングである。
本展では、丹波中世以来の伝統である焼締めによる「丹波土塊」、心象風景の中の田圃をイメージした「Untitled」など、土の感触を表現した作品8点を展示する。
開催期間 |
2016/11/04(金)~2016/12/26(月) ※イベント会期は終了しました
|
---|---|
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 水曜日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 市野雅彦 |
会場 |
|
会場電話番号 | 03-5250-6530 |
会場URL | http://www1.lixil.co.jp/gallery/ |
詳細URL | http://www1.lixil.co.jp/gallery/ceramic/detail/d_003610.html |