ジブリの立体建造物展

部分を見れば、全体が見える。

油屋 模型(千と千尋の神隠し) 油屋 模型(千と千尋の神隠し)

スタジオジブリは1985年の創立以来、多くのアニメーション作品を発表してきた。作品中にはドラマが起こる舞台として、沢山の「建造物」が登場する。本展では出発点となった「風の谷のナウシカ」から、「思い出のマーニー」まで、作品に登場する建造物の、背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料を公開。代表的な建造物を立体で表現し、その設計の源に触れる。
スタジオジブリがアニメーションという架空の世界の中で創造してきた、数多くの建造物たち。「油屋」を始め、「カルチェラタン」、「ハウルの動く城」、「万福寺」、「グーチョキパン店」、「草壁家」、「ラピュタ城」など、毎作、その作品を特徴づける個性的な建造物がいくつもデザインされてきた。それらの魅力はアニメーションの世界だけに留まるものではなく、どれも印象的で、どこかに実在していそうな存在感のあるものばかりである。
映画というもの、とくにアニメーション映画は画面に映るすべての世界を描き出さなくてはならない。しかし見方を換えれば、理想を映し出せる装置と言える。この中で空想された建造物。しかし、ただの「空想」とは違う。現実の世界を注意深く観察した上で、登場人物の生活、時代などの想定、検証を十二分に経てデザインされたものであり、何より登場人物との関係性が建物としての魅力を高めている。本展に展示される作品を入り口とし、人と密接な関係を持つ、建物の魅力を伝えたい。

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開催期間 2016/10/08(土)~2017/01/09(月)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 火曜日(ただし1/3は開館)、12/31~2017年1/1
入場料 一般1,300円/シニア(65歳以上)1,000円/学生(高校生以上)800円/中学生以下は無料
会場
  • 熊本市現代美術館
  • 熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3階
会場電話番号 096-278-7500
会場URL http://www.camk.or.jp/
詳細URL http://www.camk.or.jp/event/exhibition/ghibli/