
文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第22回目を迎えます。
今回は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック年の冒頭にあたり、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別版とします。「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、多世代から精選した、国際的に知名度の高い作家から新進作家まで11名によるグループ展としました。2010年前後に海外研修を経験した作家を核としつつ、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業からも招き、20世紀以降、日本が、世界が経験したなんらかの被災──地震や風水害といった天災や、戦争や環境問題のような人為的災いにより生じた「傷痕」について、直後のジャーナリスティックな表象でなく、時間を経て生まれた表現が集まります。作家それぞれの「傷ついた風景」をつなぐことを通じて見える、傷ついても生き残り、再生する風景──「明日」を見据える企画です。会期中、各作家とゲストによるトーク・イベントを開催し、テーマを深めます。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●アーティストトーク
会場:企画展示室 2E内 イベントスペース
「からだと風景の傷をめぐって」
石内都×千早茜(小説家)
日時:2020年1月12日(日) 14:00~15:30
「ふたりの栗林」
栗林慧×栗林隆
日時:2020年1月12日(日) 16:00~17:30
「音の空間から、絵の空間から」
日高理恵子×細川俊夫(作曲家)
日時:2020年1月13日(月・祝) 14:00~15:30
「歴史の痕跡をめぐって」
米田知子×藤村里美(東京都写真美術館 学芸員)
日時:2020年1月18日(土) 14:00~15:30
「佐藤雅晴尾行」
青山悟(アーティスト)×鬼頭早季子(トーキョーアーツアンドスペース学芸員)
日時:2020年1月18日(土) 16:00~17:30
※他のイベントにつきましては、公式Webサイトをご覧ください。
開催期間 |
2020/01/11(土)~2020/02/16(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金・土は20:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 火曜日(ただし、2020年2/11は開館)、2020/2/12 |
入場料 | 一般1,000円/大学生500円 |
参加アーティスト | 石内都、畠山直哉、米田知子、栗林慧、栗林隆、日高理恵子、宮永愛子、藤岡亜弥、森淳一、若林奮、佐藤雅晴 |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.nact.jp |
詳細URL | https://domani-ten.com |